2023-01-01から1年間の記事一覧

長岡花火を見てM51の画像処理

2023.8.1の夜、M51をμ180C(フラットナー+レデューサー)とASI294MMProでLRGB撮影を試みました。満月を翌日に控え、光害の激しい我が家の玄関先で環境は劣悪ですが、そもそもLRGB撮影なんて今まで2~3度やっただけで、見よう見まねでやって、まあ、どんな結果が出るかは…

μ180Cで撮影した初めての木星

2023.7.27の午前1時、我が家の玄関先からお向かいの屋根に登ってくる木星を待ち撮影しました。こんな時間に起きて星を撮影するなんて、自分でもちょっと異常だと思うんですが、早くμ180Cで木星を撮りたかったんです。後期高齢者ですが、まるで子供です。 赤…

系外銀河(M51,M101)をμ180Cで撮影

このところ、μ180C(+フラットナーレデューサー)+SV405CCで手当たり次第にいろんな星を撮影しています。この組み合わせでどの程度の成果が得られるかは私にはまったく判っていないのでいつも手探りです。今回は系外銀河(M51,M101)をフィルターや撮影条件を替えて撮影し、…

NGC6992をμ180Cで撮影

2023.7.21夜はよく晴れ、NGC6992を撮影しました。NGC6992は以前にRedcat51等で撮影したことはあるのですが私の最大長焦点のμ180Cでどんな映像になるのか試してみました。撮影条件は2023.7.3のM27とほぼ同一です。μ180C(+フラットナーレデューサー)でフィルターを替えて…

NGC7023をμ180Cで撮影

2023.7.16の夜から2023.7.17にかけての梅雨明け直後に待ちかねた星空撮影ができました。目標天体はNGC7023です。なんか撮影が難しそうな星雲ですが、まあやってみようといつものダークもフラットも無い怠慢撮影をしました。撮影場所は当然、玄関先でHEM27EC…

M27をμ180Cで撮影

2023.7.3にM27をμ180C(+フラットナーレデューサー)でフィルターを替えて(CLS、QBPⅢ、DBP)撮影し、映像を比較しました。この撮影に関してはダークもフラットも処理なく(怠慢しています)画像処理はフィルター種の比較を主眼にほぼ同じ条件で処理しました。撮影条件はD…

μ180Cで撮影した初めての土星

ここ2週間ずっと雨か曇りで星が撮影できずイライラしていました。2023.7.3~7.4にかけて晴れの予報があり(九州地方は大雨ですが)意を決して庭先にμ180Cを設置しました。2023.7.3の夜は7時に早く寝て、9時ごろに起きM27を対象に時間を過ごして2023.7.4未…

NGC6543、NGC6826をナローバンド撮影してみる

2023.6.16-17にかけて鏡筒をμ180CとカメラをSV405CCでフィルターを変更しながらNGC6543、NGC6826を撮影しました。RegiStax6の処理で一定の成果はあったと勝手に判断していますが、何かもっと面白いことが出てこないかとカメラをASI294MMに変更して2023.6.19…

NGC6543(Cat`s Eye Nebula)に挑戦

2023.6.17の夜は20:30~21:30にかけて短い晴れ間でした。先のNGC6826と同様の機材でNGC6543の撮影を試みました。最初の画像処理では二つの惑星状星雲は私には同じように見えてしまい、あまり鮮明ではありませんでした。私の家の玄関先から見えるのは「こんな…

NGC6826画像をRegiStax6処理

先日撮影したNGC6826(まばたき星雲)の画像はなんか不満が残りました。先輩諸氏はNGC6826やNGC6543をRegiStax6で画像処理をされているようなので試してみました。結果は見違えるようにきれいになりました。なんか騙されたような。撮影条件は前ブログに記して…

NGC6826をμ180Cで撮影

我慢しきれずμ180Cをヤフオクで入手しました。実は4月初めに店舗まで出向いて、取り扱い等を確認して、これを購入手配したのですが、いつになったら手に入るのか全く分からないのです。今年の秋以降だとか、来年だとか。体力、知力の衰え、さらにこの世との…

オフアキシスガイダーの検討(撮影)

2023.6.3の夜に(この日はほぼ満月で、我が家の玄関先の街灯も重なって、星の撮影条件としては最悪なんですけど梅雨の合間の晴れた夜空、とにかく星を撮影)オフアキシスガイダーの設定が準備された鏡筒でPHD2ガイドの状態をテストしました。主鏡がC8(+レデュー…

オフアキシスガイダーの検討(準備)

PHD2のオートガイドが上手く行きそうだったので、将来を見据えてオフアキシスガイダーの検討を進めました。試験の構成は以下の写真に示します。赤道儀はHEM27EC、メイン鏡筒はC8(+レデューサー)にSV405CCを取り付けて撮影することにしました。今まではSSone…

梅雨の合間のクレセント星雲(NGC6888)

5月31日の夜は梅雨の間ながら天気予報では私の住む神戸近辺だけが雲のない素晴らしい晴になるようでした。ここぞとばかりに玄関先に望遠鏡を取り出して、撮影に取り掛かりました。この夜の一番の課題は(1)初めてのクレセント星雲の撮影(2)PHD2のオート…

PHD2の採用

今までオートガイドはSSone-AllinoneGuiderを使用してきました。特にパソコンでの操作も必要とせず、簡単に操作できて、ほとんどの皆さんが使用しているPHD2を使う必要を感じてきませんでした。しかし、i-Optronのi-guiderについては構成から見て、SSone-Allinon…

C8(+レデューサー)で楽しむ

最近の天体写真はC8ばかりを使用して楽しんでいます。私の一番大型の鏡筒がどんな天体写真を写すのか色々試しています。昨晩(2023.5.23)は三日月と金星がきれいでした。お月様で望遠鏡の焦点を合わせた後、また、M81を撮影しました。前回の撮影でフラット処…

C8(+レデューサー)でM81、M82を再撮影

2023.5.20はC8と533MCProでライブスタックしたM81の映像があまりにみじめに見えたので、大きく撮ることを目的にすることを諦めてC8にレデューサーを付けてF値を上げ、撮影時間も延長して明るく撮ることを試みました。 自宅玄関先 M81,C8(+レデューサー), 533MCPro, CL…

M81の画像の劣悪さに愕然

2023.5.16にライブスタック撮影において、M81を対象にしてダーク、フラット処理効果を検証しました。その効果は明らかにあったのですが、その中で非常に気になったのがC-8と533MCProで撮影したM81の画像の悪さです。とてもM81には見えない代物でした。ダーク…

ダーク、フラット処理(その2)

2023.5.16は昨晩に引き続き快晴でした。この日はM81を対象にダークとフラットの有無による影響を調査しました。ダークは前日の撮影をそのままで使用し、フラットは新たに当日の昼間に自室で作成したものを適用しました。 撮影期日:2023.5.16 撮影条件:C-8,…

ライブスタックにおけるダーク、フラット処理

今まで、ナローバンド多数枚撮影をしていてあまりダークノイズを問題にしていなかったのですが、先日のC-8でのライブスタックでダークノイズの多さにびっくりしました。星空撮影初心者の私は手軽にきれいな星の姿が見えることが肝要で、ノイズの除去なんかの…

C-MOSカメラの清掃

ライブスタック撮影を始めて、C-MOSカメラ(533MCPro)があまりにも汚れているので当初はフラット処理で逃れようかと思っていたのですが、やっぱり掃除をしたほうが良いのでは考えるようになりました。連休明けは仕事のない老人の旅の季節になり、そのため天体…

C8+533MCProにフィルターを替えてM82撮影

2023.5.1では銀河をC8+294MMProでIR640やCLSフィルターを使用してモノクロ撮影をしてきました。533MCProを用いたときもフィルターはIR640で基本的にはモノクロでした。それなりに形が上手く表現できましたが(単なる自己満足)、しかし銀河にはかなり色づく…

星空日記(2023.5.3)フィルターを替えて銀河撮影

先日(2023.4.30)にセレストロンC8と294MMProにIR640フィルターを使って銀河を撮影しましたが、今回(2023.5.1)はSVBONY CLSフィルターさらにHαを主体としたナローバンド撮影を試みました。 まずはセレストロンC8と294MMProでの月の撮影です。当初、C8入手直後、ボロボロ…

セレストロン反射鏡でのフード

先日のセレストロンC-8での撮影中に表面ガラス面の湿気溜まりにびっくりしました。曇るどころではなく、水滴ができていました。前から保有していたセレストロンC-5では遮光を兼ねて自作のフード(以下の写真)を作成し使っていたのですが、C-8でも必要なんか…

星空日記(2023.4.30)セレストロンC-8でのライブスタック

2023.4.28の夜も前日に引き続き良い天気でした。この夜、やっと念願のセレストロンC-8でのライブスタックをすることにしました。今まで2023.4.22にセレストロンC-8(+レデューサー)+533MCPro、前日の2023.4.27にはSD81SⅡ(+レデューサー)+294MMProの組み合わせでライ…

星空日記(2023.4.29)ライブスタックで銀河巡り

ライブスタックの効能がわかったので、2023.4.27の夜にSD81SⅡ(+レデューサー)で銀河巡りをしました。ダークを撮った後、オートガイドもかけず、全く同じ撮影条件で次から次へと対象を替え、わずか1時間ほどで8つの対象を撮影しました。アノテーションも一度…

星空日記(2023.4.27)セレストロンC-8のその後(3)

2023.4.26は雨あがりのきれいな夜空でした。2023.4.22に引き続いて自宅玄関先でセレストロンC-8(+レデューサー)、カメラに533MCPro、フィルターは前回同様IR640で撮影しました。撮影対象はM51、M101、M104です。撮影方法はライブスタックと今までと同…

星空日記(2023.4.23)セレストロンC-8の光軸調整その後(2)

昨晩(2023.4.22)は風は強かったんですが、良く晴れた夜でした。待ちに待ったヤフオクで手に入れたセレストロンC-8(光軸が完全に狂っていて、解体と再調整したもの)の試用ができました。結果は私としては大変満足できるものでした。ようやく私の望遠鏡に組…

星空日記(2023.4.21)セレストロンC-8の光軸調整その後(1)

2023.4.17に人工星で光軸調整を確認したセレストロンC-8にレデューサーをつけてベランダからスピカ星で再チェックしました。結果はまあ一応問題ないと判断しました。その後M104を導入しようとしましたが、ベランダのため、極軸があっていなかったのか失敗し…

星空日記(2023.4.15)人口星による光軸調査とセレストロンC-8の解体、再組立て

ヤフオクで入手したC-8のあまりの乱れに驚愕した私ですが、まず、冷静にと心を静め、この原因がどこにあるのか調査しようと考えました。そこでネットなどで光軸状態を比較的簡単に判断できる人口星で試験しました。機器はLED人口星ライトHubble5star(50/100/…