μ180Cでヘッドホン星雲とM13を撮影

μ180Cでの撮影を前日(2024.5.3)に引き続き2024.5.4も遂行しました。この日はGVP予報から20:00-22:00の2時間しか晴れてないようなのでこの時間で撮影が終了するように計画を立てました。また、オフアキガイドが不調なことから以前のガイド鏡を用いました。

PK164+31.1(ヘッドホン星雲), 2024.5.4, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: μ180C(+フラットナーレデューサー:焦点距離1780mm、F=9.8) , カメラ:ASI294MMPro, -10℃ , gain 400, Hα(7nm), SⅡ(7nm),OⅢ(7nm) 各300sec-5cycle,Dark,Flat処理無, ガイドFMA135+ASI385MC(PHD2), 画像処理:ステライメージ9でコンポジット、Pixinsight、フォトショップ、DeNoise AI処理

AOO画像

Hα(7nm)画像

OⅢ(7nm)画像

SⅡは全く映らず画像はAOO合成にしました。また、μ180Cではdark処理が上手く行かず(Dark処理すると映像が良くない)ついでにFlatもしない怠慢をしています。暗いF値でヘッドホン星雲は大きく映ったけど薄い画像です。
続いてM13です。これは私には初めての対象です。明るくて大きな銀河なのでμ180Cに合っているのではと考えました。(ちょうど高度も方角も良い位置でした)

M13, 2024.5.4, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: μ180C(+フラットナーレデューサー:焦点距離1780mm、F=9.8) , カメラ:ASI294MMPro, -10℃ , gain300,  IRpass685フィルター   75sec-15cycle,Dark,Flat処理無, ガイドFMA135+ASI385MC(PHD2), 画像処理:ステライメージ9でコンポジット、Pixinsight、フォトショップ、DeNoise AI処理

アノテーション画像

今回のM13の画像処理で一番効果的であったのはBXTでした。私のボケた星画像をスッキリとしたものにしました。アノテーション画像さえも星はきれいです。またASI533MCProではできなかったプレートソルビングはASI294MMProでは問題なく遂行できました。