トルコで星空タイムラプス撮影

2025.6.28~7.9にかけて老人主体(年齢60~80歳)のトルコツアーに夫婦で出かけました。20年ほど前にも行ったことがあるのですがその時と比較して観光地としての整備がたいへん進んでいるような気がしました。(個人的には以前の方が面白いのだけど)そして今回は何か凄いターゲットを取り込んだ星空タイムラプスが撮影できればなーとの淡い期待を胸に軽いカメラと三脚を荷物に加えていきました。

カッパドキアでの撮影

朝は風船に乗って全体観望です。

そして夜は睡眠時間を惜しんで洞窟ホテルベランダからのタイムラプス撮影です。残念ながら特別なターゲットはありません。

ネムルート山山頂遺跡

山頂にある古代の遺跡です。少し山を登りました。

下山後の山の中腹にあるホテルの庭からタイムラプス撮影です。昼にはホテル屋根の上に山頂が見えたのですが夜には映りませんでした。

ほんと単にカメラを設置してただけの映像ですが、「トルコで頑張った」それで満足しています。イスタンブールでは寝不足がたたったのか下痢と日射病?でホテルで1日寝込みました。

またまたアンタレス付近を撮影

先日(2025.6.1)、カラフルタウン部のアンタレス付近を撮影するも、それらしき色彩のものは映らなかったのですが、今回(2025.6.4)、Sh2-9部分の赤色だけは出してみようとL-Ultimateフィルターで撮影しました。(青白色、黄色は諦めです。)

アンタレス付近(カラフルタウン?), 2025.6.4(20:44-22.05), 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC ,望遠鏡: MINICAT51 WFD :焦点距離178mm、F=3.5 ,  カメラ:ASI533MCPro,  -5℃ , L-Ultimateフィルター,  gain 300-180sec(27cycle中11cycle活用),  ステライメージ9, GraXpert, PixInsight, DeNoise AI処理

SharpCap Annotetion画像

画像処理後

画像処理後のPixInsight Annotetion画像

電線と庇に囲まれた中での映像ですがSh2-9の赤色部分は映りました。また機会があれば少し位置をずらして青白部分を映せるよう努力したいです。時間がありません。

アンタレス付近を撮影してみたけれど

天気が不順であったり、旅行したりで最近は望遠鏡を覗いていません。しばらく夜空を観察していないと作業手順をすっかり忘却して再度の取り組みが億劫になります。6月に入っての初日(2025.6.1)は久しぶりに短時間ではありますが夜の晴が見込めました。どっちみち長時間の撮影は出来ないと考え、今までの皆さんのブログの中で気になっていたアンタレス付近のカラフルタウンを今の私だったらどんなふうに撮影できるのか、いや撮影自体が可能なのかを試してみました。

アンタレス付近(カラフルタウン?), 2025.6.1(21:56-22.05), 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC ,望遠鏡: MINICAT51 WFD :焦点距離178mm、F=3.5 ,  カメラ:ASI533MCPro,  -10℃ , CLSフィルター,  gain 100-60sec(10cycle),  ステライメージ9,  GraXpert,   PixInsight, DeNoise AI処理

SharpCap Annotetion画像

電線を跨ぎながらの撮影です。カラフルタウン付近は映っています。

画像処理後のPixInsight Annotetion画像

アンタレス付近(カラフルタウン?), 2025.6.1(22:07-22.13), 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC ,望遠鏡: MINICAT51 WFD :焦点距離178mm、F=3.5 ,  カメラ:ASI533MCPro,  -10℃ , Duoフィルター,  gain 150-60sec(5cycle),  ステライメージ9,  GraXpert,   PixInsight, DeNoise AI処理

SharpCap Annotetion画像

5分間の撮影でお隣の家の庇にぶつかってしまいました。
画像処理後のPixInsight Annotetion画像

いずれの映像も皆様の美しいカラフルタウンとは違って赤、青、白の影も形もありません。今後は3色いっぺんは無理でもSh2-9付近の赤だけでも出したいものです。私のアーカイブです。

1年前に撮影したM16の画像処理を再検討

相変わらず星空は見えず不満の溜まる毎日ですが、こんな時は以前に撮影して「こんなんで良いのだろうか」と気懸りだった画像を再検討したくなります。約1年前の今頃に撮影したM16(わし星雲)です。この時は2回に分けて撮影しています。

M16, 2024.6.11, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: R200SS(+コレクターPH:焦点距離788mm、F=3.8) ,  カメラ:SV405CC, -10℃ , gain 150, L-ultimateフィルター, 150sec-20cycle,Dark,Flat処理有, オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), 画像処理:ステライメージ9でコンポジット、GarXpert、BXT処理、DeNoise AI処理

以下の画像は今回の処理ですが、1年前はGarXpert、BXT処理は無く「星雲がハッキリと映らなければ映像じゃない」なんて考えていたので「これじゃあ駄目。少し低緯度で街灯が邪魔したのか」と破棄してました。そしてこの時のカメラのwhite Balanceは B=128、G=78、R=128で何でか明るく映ってました。(明るいのは街灯の影響と考えていました。実を言いますと未だにwhite Balanceの値が映像にどう影響するかといったことは理解していないのですが)

その後、別の星雲を撮影した後に再度M16撮影しました。

M16, 2024.6.11, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: R200SS(+コレクターPH:焦点距離788mm、F=3.8) ,  カメラ:SV405CC, -10℃ , gain 200, L-ultimateフィルター, 150sec-10cycle,Dark,Flat処理有, オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), 画像処理:ステライメージ9でコンポジット、Photoshop、BXT処理、DeNoise AI処理

この時のカメラのwhite Balanceは B=128、G=128、R=128

M16は真っ赤に映っているもの周囲は真っ黒でした。gainは上げているのに。また、今回GraXpertは処理できませんでした。1年前はこの映像を採用してブログに上げたのですがなんとなく趣もなく不満でした。それで今回は上記の二つの映像を重ねて画像を作成してみました。

ASO画像(NarrowbandNormalization使用)

SAO画像(NarrowbandNormalization使用)

星空にわしが飛んでいるように見えますか。6月には再びM16を撮影したいものです。

これで分子雲、映っているのかな?

最近は梅雨の入り口なのか天候が不順です。星空撮影もできず、退屈な中、Samさんの動画「画像処理でオリオン大星雲の分子雲をあぶりだしてみよう」を見ていたら、「そういえば庭撮り専門の私には鼻から分子雲を撮影しようなんて気持ちないよなー。しかし、画像処理すればひょっとしたら」と思い立ちました。兎に角、暇ですから。そして以前に撮影したデータはGraXpertでの処理をしてないのでこれを使用して再処理してみました。対象はM42(オリオン星雲)~IC434(馬頭星雲)とNGC7023(アイリス星雲)です。画像処理はいつものステライメージ9で合成、階調調整→GraXpert処理→Photoshopで調整→BXT処理→De noizeAI処理のルーチン工程です。ただ、少し気を付けたことは分子雲らしきものが出るように処置しました。(私には分子雲がどれかは判らないのですが、なんとなくモクモクしてるようなものがあるとそれを大事にするような)

M42(オリオン星雲)ー馬頭星雲(IC434), 2024.12.22, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: Redcat51, カメラ:ASI294MMPro,  -10℃ , gain 350-150sec,  Antlia 3nm Hα(10cycle)、SⅡ(10cycle)、OⅢ(10cycle), Dark処理,オートガイドFMA135+ASI385MC(PHD2)

ASO画像

AOO画像

なんとなくモクモクが見られるような。分子雲とは言いませんが。

NGC7023, 2024.7.29, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: R200SS(+コレクターPH:焦点距離780mm,F=3.8) , カメラ:ASI183MMPro,  -5℃ ,  gain 350-75sec, IR685-10cycle, Dark処理,オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2)

アイリス星雲はモノクロ画像ですが周囲にモクモク感がわずかに見られます。また、アイリス星雲自体が以前の画像と比較してはっきりしています。今からの季節、再度アタックしたいです。

手動経緯台 SVBONY SV225を購入

何を想ったのか手動経緯台を買ってしまいました。いつもはHEM27ECで星を撮っていますが、その間何もすることがないので、これで自分で目標を決めて遊んでみようと考えたのでしょう。確かに手動経緯台 SVBONY SV225を購入した方の感想をブログ等で拝見するとそれぞれの使い方があるようです。特に月に関する観察が多いように見えました。カメラにFuji E-4を使って撮影すると何の電源やパソコンをも必要とせず月を撮影でき、昔はこんなもんだったんだろうなと思いました。ちょっと前にお向かいの小学校2年生の女の子に望遠鏡でお月様を見せたことがあるのですが、その後にそのお父様から「娘がすごいものを見てしまった」と言っていたことを伝えられました。なんでも初めての体験は感動なのでしょう。星雲や系外銀河の撮影ではほんとに空が晴れていないとやる気が起きませんが、経緯台ではちょっとの晴れ間でも取り出したり、近くの広場に持ち出すのも簡単そうでそれなりに活用しようと考えています。

アマゾンから経緯台が到着してすぐにセットしましたが、この日は少し曇りながらも満月。さっそく短時間撮影しました。

満月, 2025.5.12(21:07), 撮影場所:我が家の玄関先, 経緯台:SV225 ,望遠鏡: セレストロンC5(+レデューサー: 焦点距離788mm、F=6.2) , カメラ:Fuji E-4 ISO-1250 1/500sec

だいぶん曇ってました。

満月, 2025.5.12(23:30), 撮影場所:我が家の玄関先, 経緯台:SV225 ,望遠鏡: セレストロンC5(+レデューサー: 焦点距離788mm、F=6.2) , カメラ:Fuji E-4 ISO-1250 1/4000sec

明るく晴れていました。セレストロンC5は今までほとんど活用してこなかったんですが今回の経緯台にはピッタリのようです。

NGC4361、NGC6543をL-Ultimate、UV/IRcut フィルターで撮影比較

最近はUV/IRcut フィルターで系外銀河を撮影して楽しんでいますが、2025.5.4の夜は星雲のNGC4361、NGC6543でL-Ultimate、UV/IRcut フィルターの撮影比較をしてみました。NGC4361は私にとって初めての撮影対象です。NGC6543は以前にL-Ultimateフィルターで撮影したことはありますが、UV/IRcut フィルターでは初めてです。今まで星雲をUV/IRcut フィルターで撮影しようなんて考えたこともありませんでしたが、前回ふくろう星雲が意外とはっきり撮影できたので試してみました。

そして画像処理はいつものステライメージ9で合成、階調調整→GraXpert処理→Photoshopトーンカーブ調整→BXT処理→De noizeAI処理のルーチン工程です。

NGC4361, 2025.5.4(20:45-21:15), 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC ,望遠鏡: R200SS(+コレクターPH:焦点距離788mm、F=3.8) , カメラ:ASI533MCPro, -0℃ ,  L-ultimateフィルター, gain 400, 180sec-10cycle,  オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), Dark処理, Flat処理,  ステライメージ9、PixInsight,  フォトショップ, DeNoise AI処理

NGC4361, 2025.5.4(20:10-20:40), 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC ,望遠鏡: R200SS(+コレクターPH:焦点距離788mm、F=3.8) , カメラ:ASI533MCPro, -0℃ ,  UV/IRcutフィルター, gain 100, 180sec-10cycle,  オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), Dark処理, Flat処理,  ステライメージ9、PixInsight,  フォトショップ, DeNoise AI処理

NGC6543, 2025.5.4(23:25-23:55), 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC ,望遠鏡: R200SS(+コレクターPH:焦点距離788mm、F=3.8) , カメラ:ASI533MCPro, -0℃ ,  L-ultimateフィルター, gain 400, 180sec-10cycle,  オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), Dark処理, Flat処理,  ステライメージ9、PixInsight,  フォトショップ, DeNoise AI処理

NGC6543, 2025.5.4(22:50-23:20), 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC ,望遠鏡: R200SS(+コレクターPH:焦点距離788mm、F=3.8) , カメラ:ASI533MCPro, -0℃ ,  UV/IRcutフィルター, gain 100, 180sec-10cycle,  オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), Dark処理, Flat処理,  ステライメージ9、PixInsight,  フォトショップ, DeNoise AI処理

結果はL-ultimateフィルターの圧勝でした。(当たり前か。今までそんな比較もせずにずっと過ごしてきたのですね。)終わりにNGC4361を拡大トリミングしてナローバンドノーマリゼーションで映像遊びをしてみました。

NGC4361拡大トリミング