2023-01-01から1年間の記事一覧

SD81SⅡはオフアキで安定ガイド

年末は夜空の撮影はしないつもりでしたが、2023.12.28は短い時間でしたが晴れました。SD81SⅡ(+フラットナー)でのオフアキガイドは前回(2023.12.22)に初めて上手く行きましたが、その後の他の鏡筒では少し問題がありました。それで不安になって、もう一度確認したく…

オフアキ考

毎夜のオフアキ調査ですが、お正月も近づき2023.12.25を本年の撮影テスト終了とすることにしました。また、今年から始めた私のアーカイブとしてのブログも本年はこれが 最後となります。奥様からは「爺ちゃんのマイブームは天体写真からブログに変わった」な…

オフアキシスガイドを色々試す

表題に色々試すと書いたのはしばらくの間、オフアキ(今後オフアキシスガイドをこれに略します)について気の付いたことを実験して結果報告を逐次的にするつもりだからです。なんせ、前日の夜にやった実験の成果を翌朝に教授に報告する学生のようなものです…

C8でオフアキシスガイドを試して

前日(2023.12.22)にSD81SⅡ(+フラットナー)で調子のよかったオフアキシスガイドを2023.12.23にC8(+レデューサー)で試しました。ガイダーのプリズムも映りは良いし、かなりの改善が見込めるだろうとやや曇りがちな天気だったんですが我慢できずに作業に取り掛かりました。…

オフアキシスガイド開始

2023.12.22のやや風の強い、そして北陸では大雪の日に初めてまともなオフアキシスガイド撮影ができました。鏡筒はSD81SⅡ(+フラットナー:焦点距離644、F=7.9)、ガイド鏡はPlayer-OneのSEDNA-Mです。 Astrostreetのオフアキシスガイダーは光路長の関係から一部切断し…

OⅢ(7nm、3nm)フィルターの比較

2023.12.21に電動フィルターホイール(EFW-8 x 1.25″)を使用してモノクロナローバンドでのOⅢの7nmと3nmフィルターの比較、更にLRGB撮影で使用されるRGBフィルターについて私の環境での比較調査しました。撮影対象は北アメリカ星雲(NGC7000)、パックマン星雲(N…

オフアキシスガイドを再々検討

ちょっと夜空が晴れなくなるとついつい以前の未完(オフアキシスガイド)が気になり始めます。初めにZWOのオフアキシスガイダーを検討して上手く行かず、途中でやる気を無くして、その後AstroStreetのものを入手したのですがヘリコイドをガタガタやっている…

モノクロナローバンド(3nm)での撮影

先日購入したANTLIAのモノクロナローバンドフィルター(3nm)で2023.12.13に試し撮影しました。翌日に早朝から予定があったため、早く就寝しなければならず、良く晴れていたのに3時間程度で撮影を終了しました。フィルターホイール5枚のうち、3枚はANTLIAの3…

モノクロナローバンド(3nm)はどんなだろう

庭撮りしかできず画像処理の能力も根気もない私にとって、唯一の頼りはモノクロナローバンド撮影です。DBPフィルターを使用しても余程条件が良くなければ、 L-Ultimateフィルターも確かに効果があるようでしたが?もっと効果的にやりたい。そんな中で3nmのモ…

R200SSとSD81SⅡを比較してみる(NGC6939)

私の過去ログを読み返してみるとSD81SⅡで色々な系外銀河を撮影して意外ときれいに映していました。撮影条件はASI294MMProとIR640フィルターを使用して現在のR200SSでのIC342やNGC2403の撮影条件と同様である。(2023.4月の頃なのにすっかり忘れている。)そこで20…

R200SSの改善が進んだのか?(IC342,NGC2403,NGC6939)

鏡筒R200SSを弄りまわしてとんでもない望遠鏡にしてしまった私ですが、過去の皆様のブログ等を参考にしてまた、色々触ってみました。対策としては光軸調整はできているようなので、問題は主鏡をガチガチに固定したことによる主鏡の歪とかってに判断しました…

R200SSでの惨めな結果(NGC1555,M1,IC342)

先日(2023.12.2)のR200SSでの撮影でNGC1555が見事に流れて映り、その原因を焦点ボケとかってに判定しました。リベンジとして2023.12.4にR200SSの光軸を丁寧に調整し、ガチガチに固めて撮影に臨みました。そしてその結果は滲めなものでした。 私がモノクロナ…

R200SSでNGC1491、M1、NGC1555を撮影

この前からμ180C、SD81SⅡで撮影してきた対象をR200SSで試みました。 NGC1491, 2023.12.2, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: R200SS(+コレクターPH) , カメラ:ASI294MMPro, -5℃ , gain 300, Hα、SⅡ、OⅢ、を120sec-10cycle, dark-10cycle(オートガ…

NGC1491、NGC1555、M1をSD81SⅡで撮影

先日のμ180CでのNGC1491はプレートソルビングが上手く行かず、映ってはいると思っても疑問の残るものでした。そこで2023.12.1に同対象をSD81SⅡで再撮影しました。そしてついでに多分ダメだろうと思ってましたが、NGC1555をアタックしてみました。また比較にM…

NGC1624、NGC1491をμ180Cで撮影

先日SD81SⅡで撮影したNGC1624を2023.11.28にμ180Cでトライしました。そして近くにあるNGC1491も試みました。μ180Cは大きく映りますが暗いのでカメラ設定をgain300からgain450に変更しました。ここまでは予定どうりだったのですが、NGC1624の導入にあたってμ1…

NGC1624をSD81SⅡで撮影

2023.11.26はお月様が煌々と輝き晴天でした。もともと街灯の明るい私の環境ではこの条件でも気にすることなく星空撮影を行いました。対象はNGC1624です。小さい星雲ですので最初はμ180Cで撮ろうかなと考えたのですが、なにせ初めての対象であるのでまずは様…

L-Ultimateをモノクロナローバンドで使ってみて

2023.11.23のSh2-132のモノクロナローバンド撮影に際してフィルターにHα、SⅡ、OⅢに加えてL-Ultimateをセットしてどんな映りになるのか試しました。この時のモノクロ画像や合成画像を比較してみました。まずはモノクロ画像です。 Sh2-132, 2023.11.23, 撮影…

調子に乗ってSh2-132を映す

2023.11.22の夜にSh2-240をSV405CCやASI533MCProをターゲットにするも果々しい結果は得られませんでした。私の撮影環境ではカラーCMOSカメラで難しいと思われる対象であまり上手く行っていません。「やっぱりモノクロナローバンドだなー」と考えていると無性…

Sh2-240撮影に充実感

昨晩(2023.11.20-21)の結果に基づいて、この日(2023.11.21-22)もSh2-240の撮影に頑張りました。連夜の20時から翌朝1時まではやや寝不足気味です。しかし、ここ二日の晴天は最近では珍しく燃えました。電線や真っ白い電線ガイドを跨いでの撮影になりますが辛…

Sh2-240への再挑戦

前回のブログでみっともない画像を公開した私ですが2023.11.20-21にかけて快晴の夜空で再度Sh2-240に挑戦しました。撮影望遠鏡とカメラは以下の写真のようにRedcat51+ASI294MMProとその上にFMA135+ASI533MCProの親子亀です。オートガイダーはつけていません…

Sh2-240への試み

2023.11.17の夜にあまり良い環境でない中で(雲が流れ、電線を跨いでの状況)Sh-240の撮影を試みました。また、画像処理は過去の皆様の映像を参考にそれに近づけるために私のできる限りになりふり構わず行いました。それでも結果はみじめなものでしたが、私…

Redcat51に戻って

所要があって家を離れ(数日離れても過去を忘却)、戻ってきたときにはRedcat51が懐かしくなり、これで星を撮影しました。対象はM45(プレアデス星団:星の点だけが映り雰囲気無し)、M1(ほんとに小さく映り、「昔はこんなもんだったかな」の感想)、続いて…

M57(NGC6720)の短時間多数枚撮影

惑星状星雲の撮影を続けていますが2023.11.7にM57(環状星雲)を対象としました。撮影時間は(NGC7662)青い雪玉星雲と同様PM6:00~7:00(機材かたずけ含む)で終了です。夜遅くまでの撮影は朝4:30に目が覚める私には睡眠時間が短くなり辛いからです。特別の日は…

NGC7662(青い雪玉星雲)を短時間多数枚撮影

この私のブログを見ている皆様から何で多数枚撮影といいながら、たった100cycleしか撮らないのとお𠮟りを受けそうです。これには私の無知が原因しています。「普通はAuto Stakkertを使用すべきだろう」なんですが、私はAuto StakkertはAviかSerしか受け付け…

惑星状星雲の短時間多数枚撮影の現状

私は最近、惑星状星雲の短時間多数枚撮影に勤しんでいます。これについては2018.9.23の「星を求めて 講演会 都会で惑星状星雲を撮ろう」関西天文同好会 山下勝さんの報告が大変参考になりました。これは天体写真を始めたころに一度、拝読したのですが機材も…

NGC6543(Cat‘s eye Nebula)を短時間多数回撮影

2023.11.2にNGC6543(Cat‘s eye Nebula)を短時間多数回撮影してみました。撮影条件は以下のようです。 NGC6543, 2023.11.2, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:μ180C(+フラットナーレデューサー:1760mm,F9.8), カメラ:ASI533MCPro, 0℃ , オートガイド:FM…

NGC6826(まばたき星雲)を短時間多数回で撮影

2023.11.1に今まであまり満足な撮影ができなかったNGC6826を5~10secの短時間露光で多数枚撮影し、ステライメージ9で処理して、私としてはかなり満足のいく映像が得られました。条件を以下に示します。 NGC6826, 2023.11.1, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀…

M76(小亜鈴状星雲)を満月の夜に映す

2023.10.29は満月が過ぎたあたりでしょうか。初めてM76(小亜鈴状星雲)の撮影を試みました。しばらくM27ばかり映してきたのでこの小型版で有名なM76を対象としました。撮影条件をまとめます。 M76, 2023.10.29, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望…

μ180CでL-Ultimateを試す(M27を再撮影)

L-Ultimateを入手してからM27を対象にR200SS(+コレクターPH)、C8(+レデューサー)鏡筒でその効果を見てきましたが、今回はμ180C(+フラットナーレデューサー:1760mm,F9.8)で撮影してみました。2023.7.3にμ180CでCLS、QBPⅢ、DBPフィルターの比較をしながらM27を撮影していました。(恥ずか…

C8でL-Ultimateを試す

先日M27を対象にL-UltmateをR200SSで試しましたが、2023.10.27にC8(+レデューサー)でDBP、QBPⅢとも比較してみました。M27は映しやすい対象のため、画像処理の結果はフィルター間の差は確認しにくく、DBPが比較的色合いが優れているように思いました。これでは比較…