M76(小アレイ星雲)をμ180Cで再び撮影してみて

M76は1年前にμ180C(+フラットナーレデューサー)+ASI533MCProで撮影していました。その時はかなりボケた映像でした。しかし、今回はASI294MMProで3nmHα、SⅡ、OⅢモノクロナローバンドフィルターを用いて撮影し、しかもオフアキガイドするのできっと綺麗な画像が得られるものと勇んで取り組みました。しかし、結果は惨めなものでした。M76の導入は全く問題なく、初期画像は綺麗に映りました。問題はオフアキガイドの不良です。なんど調整してもガイド鏡に星が2~3個しか映らないのです。その状態でPHDガイドを開始すると追随しないで星が流れてしまうのです。どう対処して良いのかわかりません。今までの不勉強がたたってしまいました。しかし、主鏡の映りは良いのでノータッチガイドのような感覚で撮影を続けました。そして、無理やり画像処理を進めました。

M76(小アレイ星雲), 2024.10.30, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC ,望遠鏡: μ180C(+フラットナーレデューサー):焦点距離1780mm、F=9.9 ,  カメラ:ASI294MMPro,  -5℃ ,  gain 350, Antlia 3nm Hα、SⅡ、OⅢフィルター, 各300sec-3cycle, Dark処理,ステライメージ,  PixInsight(BXT処理無), Photshopでトーンカーブ調整,DeNoise AI処理

ASO画像(BXT処理無)

見事に星が流れています。M76も当然流れて映っているのでしょう。

ASO画像(BXT処理有)

ところがBXT処理をすると見事に星が点になってます。おっそろしい。

大映

1年前に撮影したものより綺麗な感じです。ガイドが良ければ「もっともっと良くなっていただろうに」残念です。今、ガイド不良の原因を探していますが未解決です。