M51をμ180CとASI533MCProで撮影

最近は鏡筒にR200SS(コレクターPH)でカメラにASI533MCProやASI294MMProを使用してオフアキガイドやプレートソルビングが安定して遂行でき、後は焦点合わせをどうするかのお気楽撮影を楽しんできました。そうした中でもっと大きく銀河等を撮影したいとの思いからμ180C(+フラットナーレデューサー)の使用を再検討しました。μ180C(+フラットナーレデューサー)での撮影は2024.1.2と1.5に星雲撮影で試して一定の結論を出していたのですがその後は他の課題に取り組んだため、「ほんとにそれで良かったのか?今度撮影したらできなかったりして!」と私のなかでは自信のないままで取り残されてきたものの確認です。もちろんM51をμ180C(+フラットナーレデューサー)で撮影したらどうなるのかの期待もありました。

M51, 2024.5.2, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: μ180C(+フラットナーレデューサー:焦点距離1780mm、F=9.8) , カメラ:ASI533MCPro, -10℃ ,  gain 300, IR685フィルター,オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), 360sec-20cycle(8cycle画像処理), Flat処理,Dark処理無

ステライメージ、PixInsight、Photoshop、Denoise AIなど色々使用した結果の上記画像です。まず撮影ですがプレートソルビングはできませんでした。オフアキガイドは何とかできました。これは以前(2024.1.5)と同様の結果です。これだけ画角が小さいとプレートソルビングは無理なんでしょう。ガイドは後半に曇ってきたため前半の8cycleの処理をしました。ステライメージでは何のことなく進行したのですがPixInsightのWBPPでは星が二つに割れました。画像処理で問題になったのはDark処理でした。Dark撮影は翌日に部屋を暗くして鏡筒カバーをかけて処理したのですが暗さが不十分だったのでしょう。Dark画像をいれると処理できませんでした。Darkはほんとに暗黒で撮影しなければいけないのですね。良い勉強になりました。

翌日の2024.5.3にμ180C(+フラットナーレデューサー)とASI294MMProでPK164+31.1(ヘッドホン星雲)を目指しました。この時は前回(2024.1.2)同様プレートソルビングはできました。しかし、どうしたことかオフアキガイドが不調でした。なんかガイド鏡の星の映りもよくなく再出発です。ただ、HαフィルターにはきちんとPK164+31.1(ヘッドホン星雲)が大きく映っていたのでガイドが良くなればμ180C(+フラットナーレデューサー)で映像を楽しむことができると思います。