NGC7023をμ180Cで撮影

2023.7.16の夜から2023.7.17にかけての梅雨明け直後に待ちかねた星空撮影ができました。目標天体はNGC7023です。なんか撮影が難しそうな星雲ですが、まあやってみようといつものダークもフラットも無い怠慢撮影をしました。撮影場所は当然、玄関先でHEM27ECにμ180C(+フラットナーレデューサー)、カメラはSV405CC(5℃)、EMA135+ASI385MCでのPHD2ガイドでフィルターを替えて(CLS、QBPⅢ、IR640)撮影しました。撮影時間は128sec×20cycleです。256secでの撮影も試したのですが星が流れる画面も多く断念しました。先輩諸氏の映像を見ますとかなりF値の明るい望遠鏡で長時間露光、しかも光害の少ないところでの撮影で今回の私の撮影条件とは真逆です。映ることさえ自信がありませんでした。画像処理はステライメージ9でコンポジット後に自動レベル調整し、それをフォトショップトーンカーブ処理するといったすべてが怠慢作業です。

CLSフィルター撮影

フラット処理が必須のような

QBPⅢフィルター撮影

一部もやもやが写ったような

IR640フィルター撮影

もやもやが一番良好に写ったようなので拡大トリミング

以上のような結果になりました。先輩諸氏のようなNGC7023の全体を見渡すようなものとは程遠い中心部のほんの一部ですが、これが私のNGC7023です。

2023.7.17の夜に再びNGC7023をカメラをASI533Proに替えて同じようにアタックしたのですが、どうしたことか導入も上手く行かず、ガイドも不調でした。問題となるところを修正しようとしても頭が固いうえに前にやったことを忘れてしまうのです。さらに色々やっているうちにUSBの接続が緩んでいたり、ヘッドライトの電池が切れたり。玄関先でやっていても大変なのに、遠征される方を尊敬します。