PK164+31.1(ヘッドホン星雲)に挑戦

最近は銀河ばかり撮影しています。たまに星雲を撮影してみたいと思いました。調べてみるとPK164+31.1(ヘッドホン星雲)がありました。いつも撮影計画を調査するステラナビゲーターLiteには表示されません。しかし、Skysafariでは表示されました。これで自動導入は可能と考え、2024.4.13に挑戦しました。撮影条件は以前に撮影したメデューサ星雲を参考にしました。この日は晴れてはいましたが北斗七星が私の目には確認し辛い環境でした。(最高の条件では北斗七星が私の目で確実に見えます。)撮影途中の状況ですがかすかに映像で確認ができました。もう少しgainを上げようかと考えたのですが、もう一回やり直すのも面倒と思い(この考えが情けない)そのまま継続しました。そして撮影後のステライメージ9での処理画像です。

PK164+31.1(ヘッドホン星雲), 2024.4.13, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: R200SS(+コレクターPH:焦点距離788mm、F=3.8) , カメラ:ASI533MCPro, -10℃ ,  L-Ultimateフィルター,gain 250, 480sec-20cycle,,Dark,Flat処理, オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), ステライメージ9でコンポジット、フォトショップでトーンカーブ調整、DeNoise AI処理、拡大トリミング

周辺減光が処理できないので拡大トリミング画像で示します。みっともないですが何とか映せました。「良かった!!」

続いてPixinsightでの処理です。Blinkの画像診断では映像はかなり劣悪でした。WBPP処理ができるか心配しました。案の定、最初に20cycle中9cycleがrejectされました。さらにIntegrationで4cycleがrejectです。Plate solvingはPK164+31.1が選択できず失敗です。それでも画像はできました。初歩的な処理をしてステライメージ処理品と同じ大きさに拡大トリミングしました。

PK164+31.1(ヘッドホン星雲), 2024.4.13, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: R200SS(+コレクターPH:焦点距離788mm、F=3.8) , カメラ:ASI533MCPro, -10℃ ,  L-Ultimateフィルター,gain 250, 480sec-20cycle,,Dark,Flat処理, オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), PixInsight、フォトショップでトーンカーブ調整、DeNoise AI処理、拡大トリミング

今後ですが我が家の庭からはもっとGainや露光時間を増やさなければいけないだろうとおもいました。それでもどうなるか。