星空日記(2023.4.21)セレストロンC-8の光軸調整その後(1)

2023.4.17に人工星で光軸調整を確認したセレストロンC-8にレデューサーをつけてベランダからスピカ星で再チェックしました。結果はまあ一応問題ないと判断しました。その後M104を導入しようとしましたが、ベランダのため、極軸があっていなかったのか失敗しました。

スピカ星での確認 中央

上下

左右

2023.4.20に庭先からC-8を再度試す前に一応正常な状態と比較するためにC-5(正規に購入したもので今まで問題がないと考えている。)で確認することにしました。この確認のための望遠鏡セットは下記の写真に示します。C-5にレデューサーを取付、後ろにIR640フィルターを取り付けたフリップミラーに294MMProと462MCをセットしました。実を言いますとこれでも重量は約5kgでC-8ですと8kg近くになるため最初からC-8での確認をビビッてしまったのです。気が弱いです。

この日の夜は薄雲がはり、ガイド鏡の星もぼやけるような天気で星撮りには適さないようでしたが敢行しました。まずはアークトゥルス近くのM3を撮影しました。以下の写真は電子スコープの写真ですが、M3が道の向こうの電線の間を登っていきます。M3は電子スコープに映るほど明るいんですネ。他の星は映っていません。それほど条件が悪いのです。

そしてC-5+レデューサーで撮影しました。

ASI294MMPro, IR640filter, gain300, 60sec×20cycle, 0℃

トリミング

M3は初めての撮影でこんなもんかなと思ったのですが続いて撮ったM104の映りの悪さに愕然としました。M104は今回3度目の撮影ですが一番悪い結果となりました。

M104 C-5+レデューサー

ASI294MMPro, IR640filter, gain300, 60sec×20cycle, 0℃

トリミング後

ASI462MCでも撮影したのですが、全くの期待外れで省きます。また、C-5の光軸確認をしましたが、問題ないと思っていたのと異なりだいぶんずれているようです。今までSD81SⅡに比較して、いつも像が緩いような気がしていたのですが光軸がずれていたのでしょうか?毎回チェック補正するのも大変なような気がしますが、次回C-5を使用するときは補正を試みようと思います。

下の写真はアークトゥルスでの光軸確認画像

スピカでの光軸確認画像

近日中にC-8での撮影をします。最近は天気がもう一つ。