先日(2023.4.30)にセレストロンC8と294MMProにIR640フィルターを使って銀河を撮影しましたが、今回(2023.5.1)はSVBONY CLSフィルターさらにHαを主体としたナローバンド撮影を試みました。
まずはセレストロンC8と294MMProでの月の撮影です。当初、C8入手直後、ボロボロに映ったお月様ですが、私的には満足できるものでした。写真はCLSフィルターで撮影したものですが、Hαで同じ明るさで撮影するには露光時間が16倍必要でした。フィルター無では1/3の露光時間でした。
撮影条件: セレストロンC8, 294MMPro, gain 400, 0.587ms, -5℃
その後、銀河のライブスタック撮影をオートガイドせずにやりました。Hαでのライブスタックはアノテーションも含めてできませんでした。以下の写真はCLSフィルターで全て同一条件です。アノテーションは私にとって新しいもの以外はしませんでした。
撮影条件: セレストロンC8, 294MMPro, gain 350, 30sec×26cycle, -5℃
M81
M82
M92
M101
M104
以上のCLSフィルターの結果は先日のIR640フィルターとあまり変わらないように感じました。どちらもO.Kのような。
引き続いて夜も11時を過ぎるころM57が東の空にVEGAの後に現れました。今夜はこれを待っていたのです。あの小さいRing MebulaがC8でどんな風に映るのか?そしてノータッチガイドでナローバンド撮影できるのか。
撮影条件: C8, 294MMPro, Hα, SⅢ, OⅡ同一条件 gain 400, 30sec×20cycle, -5℃
M57 RGB合成
M57 SAO合成
ノータッチガイドですので星はかなり流れました。基準点合成で何とかまとめました。M57ははっきりしていて写しやすいですが、C8でも小さいですね。お月様のクレーター程度。