NGC7635(バブル星雲)をナローバンド撮影(その1)

2023.8.25の夜に短い時間でしたが、NGC7635(バブル星雲)をC8(+レデューサー)とASI294MMProでHαフィルターを使用して360sec露光で2枚撮影できました。(すぐに曇ってきたので後は中止です)そしてその時のパソコン画面をみてびっくりしました。360sec露光の効果でしょうか、きれいなNGC6735(バブル星雲)が写っていました。引き続きSⅡ、OⅢを撮影して合成してみたいと思いますが、しばらくは天気がもう一つのようです。その間この映像について個人のアーカイブとして検討してみました。

NGC7635(2023.8.25) 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:セレストロンC8(レデューサー),  カメラ:ASI294MMPro, -5℃ gain 350,  Hαフィルター, 360sec×2cycle,  オートガイド:FMA135+ASI385MC(PHD2) 画像処理:ステライメージ9でダーク処理, 階調とトーンカーブ処理, De Noise AI 処理

以下が今回撮影した画像の処理と結果のまとめです。

バブル部分を拡大して比較します。

単発映像、dark無、De Noise AI無

単発映像、dark無、De Noise AI有

単発映像、dark有、De Noise AI無

単発映像、dark有、De Noise AI有

2回合成、dark無、De Noise AI無

2回合成、dark無、De Noise AI有

2回合成、dark有、De Noise AI無

2回合成、dark有、De Noise AI有

アンプブローの解消を含めてダーク撮影は必須のようです。(当たり前か、怠慢の私は猿の反省。面倒くさいですが、撮影後の昼間にやれば良いか)そして、今まで露光時間は256secが最高だったのですが、360secでも全く星は流れていないのでもっと長時間露光を検討しなくては(ガイドと赤道儀を信じなさい)長時間露光撮影は2~3回でも良いんでは(勝手な判断です)そしてDe Noize AIでHα、SⅡ、OⅢごとに処理して合成したいと考えています。どうなるでしょうか。

「お詫び」
2023.8.19に撮影したM52とNGC7635でフィルターにDBPを使用したと書いておりますがHαの誤りでした。今回、電動フィルターホイールを開けたところ判明しました。実を言いますとDBPで何で星が赤く映るんだろうと疑問には思っていたのですが。