NGC6826(まばたき星雲)を短時間多数回で撮影

2023.11.1に今まであまり満足な撮影ができなかったNGC6826を5~10secの短時間露光で多数枚撮影し、ステライメージ9で処理して、私としてはかなり満足のいく映像が得られました。条件を以下に示します。

NGC6826, 2023.11.1, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:μ180C(+フラットナーレデューサー:1760mm,F9.8),  カメラ:ASI533MCPro,  0℃ , オートガイド:FMA135)+ASI385MC(PHD2), ステライメージ9でコンポジット ,De Noise AI 処理

4 L-Ultimate gain:500 5sec-100cycle 拡大トリミング

3 QBPⅢ gain:400 10sec-200cycle拡大トリミング

4 L-Ultimate gain:500 5sec-100cycle 拡大トリミングは400cycle撮影したのですが画像処理に時間がかかりそうだったので100cycleで処理しました。目の中に黒目が表現され満足しています。2 L-Ultimate gain:450sec-200cycle もほぼ同様の映像でした。3 QBPⅢ gain:400 10sec-200cycleはもっと画像処理を検討すれば同様の結果が得られるかもしれませんが現状の私には無理のようです。

この撮影に至るには前日(2023.10.30)の撮影結果があります。私の単なるアーカイブとして以下にまとめます。私がNGC6826を始めて撮影したのは2023.6.16-17です。この経験をすっかり忘れて2023.10.30に以下の撮影をしました。

M76, 2023.10.30, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:μ180C(+フラットナーレデューサー:1760mm,F9.8),  カメラ:ASI533MCPro,  0℃ , オートガイド:FMA135)+ASI385MC(PHD2), ステライメージ9でコンポジット 階調調整,  フォトショップで トーンカーブ処理,De Noise AI 処理

4 L-Ultimate gain:250 200sec-8cycle 拡大トリミング

6 DBP gain:200 200sec-8cycle 拡大トリミング

7 QBPⅢ gain:200 200sec-8cycle 拡大トリミング

この撮影への期待としてL-Ultimateを使えばNGC6826の映像に何か変化が現れないだろうかといった甘い想いでしたが、少し変化がありそうでしたが特別なことはありませんでした。どうしたものかと思案して、NGC6826を撮影された方々の報告を色々見てみました。中には画像が確認できる条件で短時間露光を多数回撮影している方も多いように感じました。そして私もそのまねをしました。撮影中にパソコン画面を見ているとなんか上手く行きそうに感じました。撮影後、ステライメージ9で1枚1枚画像をチェックしてダメなものは削除してコンポジットしました。時間がかかりましたが結果は満足しました。今までオートガイドを工夫してできるだけ長時間露光を試みてきましたが今後は短時間露光、多数回撮影も利用しようと考えています。