M76(小亜鈴状星雲)を満月の夜に映す

2023.10.29は満月が過ぎたあたりでしょうか。初めてM76(小亜鈴状星雲)の撮影を試みました。しばらくM27ばかり映してきたのでこの小型版で有名なM76を対象としました。撮影条件をまとめます。

M76, 2023.10.29, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:μ180C(+フラットナーレデューサー:1760mm,F9.8),  カメラ:ASI533MCPro,  0℃ , オートガイド:FMA135(IR640フィルタ-)+ASI385MC(PHD2), ステライメージ9でコンポジット 階調調整,  フォトショップで トーンカーブ処理,De Noise AI 処理

前日まで撮影続けたM27は北西方向で下への移動でした。ガイドはまあまあ安定していました。それに対してM76は北東方向で上への移動で満月のお月様方向です。そのためかどうかは判りませんがガイドが非常に不安定で300sec露光では星が飛んだり流れたりしました。それで仕方なく150secで撮影を繰り返しました。それでもうまくいったのは50%程度でした。M76は初めてで様子を見るような撮影です。

QBPⅢ gain:300-150sec

DBP gain:300-150sec

L-Ultimate gain:300-150sec

L-Ultimate gain:400-150sec

L-Ultimate gain:500-150sec

少しの画像処理したものの比較ですが、どれも対象本体の映りはあまり変わりませんがQBPⅢやDBPでは周辺減光などのフラット処理が必要なようですがL-Ultimateはあまりその必要はなく、そしてgain500が色彩の強調等がしやすいように思いました。私の画像処理能力はワンパターン的なことしかできないのですがそんな私にぴったりのようで。そしてみっともないことを承知で無理やり画像処理して拡大トリミングしてみました。