C8でL-Ultimateを試す

先日M27を対象にL-UltmateをR200SSで試しましたが、2023.10.27にC8(+レデューサー)でDBP、QBPⅢとも比較してみました。M27は映しやすい対象のため、画像処理の結果はフィルター間の差は確認しにくく、DBPが比較的色合いが優れているように思いました。これでは比較にならないので撮って出し1枚でその画像について評価したいと思います。撮影条件は

M27, 2023.10.27, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:セレストロンC8(+レデューサー),  カメラ:ASI533MCPro,  0℃ ,  オートガイド:FMA135(IR640フィルタ-)+ASI385MC(PHD2), フォトショップで一部で階調調整, トーンカーブ処理,De Noise AI 処理

フィルター:L-Ultimate, gain 350, 300sec×1cycle,階調調整無, トーンカーブ処理無

フィルター:L-Ultimate, gain 350, 300sec×1cycle,階調調整無, トーンカーブ処理有

フィルター:L-Ultimate, gain 200, 300sec×1cycle,階調調整有, トーンカーブ処理有

フィルター:DBP, gain 200, 300sec×1cycle,階調調整無, トーンカーブ処理有

フィルター:QBPⅢ, gain 200, 300sec×1cycle,階調調整有, トーンカーブ処理有

以上の5枚の写真は1枚撮って出しの画像を無処理、トーンカーブ調整、階調調整したりして比較しました。L-Ultimateのすごいところはgainを大きくしても対象はあぶり出すのにその他がきれいなところです。(周辺減光やカブリがないとかの表現は写真初心者の私にはできないのですが)この効果は暗い鏡筒で星雲を大きく映したいとき、思い切ってgainを上げればその欠点をカバーできるのではと思いました。我が家の環境ではクワガタ星雲を撮影した時、DBPフィルターでもきれいに映らず、RGBナローバンドでようやくOKだったことを考えるとL-Ultimateに期待するところは大きいです。以下に今回の画像処理したものを示します。

M27, 2023.10.27, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:セレストロンC8(+レデューサー),  カメラ:ASI533MCPro,  0℃ ,  フィルター:L-Ultimate, gain 350, 300sec×5cycle,オートガイド:FMA135(IR640フィルタ-)+ASI385MC(PHD2), ステライメージ9でコンポジット 階調調整,  フォトショップで トーンカーブ処理,De Noise AI 処理

M27, 2023.10.27, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:セレストロンC8(+レデューサー),  カメラ:ASI533MCPro,  0℃ ,  フィルター:L-Ultimate, gain 200, 300sec×5cycle,オートガイド:FMA135(IR640フィルタ-)+ASI385MC(PHD2), ステライメージ9でコンポジット 階調調整,  フォトショップで トーンカーブ処理,De Noise AI 処理

M27, 2023.10.27, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:セレストロンC8(+レデューサー),  カメラ:ASI533MCPro,  0℃ ,  フィルター:DBP, gain 200, 300sec×5cycle,オートガイド:FMA135(IR640フィルタ-)+ASI385MC(PHD2), ステライメージ9でコンポジット 階調調整,  フォトショップで トーンカーブ処理,De Noise AI 処理

ちょっと付け足し感想ですが、C8(+レデューサー)での完成形を以前に撮影したR200SS(+コレクターPH)と比較するとR200SSのほうが小さいけどスッキリときれいに映ってますネ。