IC2169は私には無理

クリスマスツリー星雲(NGC2266)の近くにカタツムリ星雲(IC2169)があります。この反射星雲を皆様きれいに撮影しておられます。でもなかなか大変そう。私は撮影主体がモノクロナローバンドフィルターを使用したRGB撮影(映像が撮れればあとは楽ちん)です。なのでこれらが有効でない反射星雲を撮影するのが苦手というか撮影する能力がありません。M78はもちろんM45(プレアディス星団)でもきれいに撮影できません。どうしたら薄い白青っぽい光を映し出せるのかわからないのです。それでもプレートソルビングすればだれでも対象をレンズの真ん中にもってこれるのですから撮影対象が目の前にあればアタックしたくなります。以下は私の失敗アーカイブとして報告します。まずは2024.1.26はSD81SⅡ(+レデューサー)+ASI294MMProでのモノクロナローバンド撮影です。どんだけ画像処理しても青白い色は出ませんでした。(報告しません)そこで次の2024.1.27にRedcat51+ASI533MCProにフィルターをQBPⅢ、DBP、L-Ultimateを用いて試みました。(DBPの結果は省きます。)

アノテーション画像

ど真ん中にカタツムリ星雲(IC2169)があるはずです。しかし、いずれの映像もかすかに青白い部分がかすかにあるだけでした。

タツムリ星雲(IC2169), 2024.1.27, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: Redcat51:焦点距離250mm、F=4.9 , カメラ:ASI533MCPro,  -0℃ ,  gain 250, QBPⅢフィルター, 240sec-10cycle, Dark無,  Flat有, ガイド:FMA135+ASI385MC(PHD2), ステライメージ9でコンポジット、フォトショップでトーンカーブ調整、DeNoise AI処理

タツムリ星雲(IC2169), 2024.1.27, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: Redcat51:焦点距離250mm、F=4.9 , カメラ:ASI533MCPro,  -0℃ ,  gain 250, LーUltimateフィルター, 480sec-10cycle, Dark無,  Flat有, ガイド:FMA135+ASI385MC(PHD2), ステライメージ9でコンポジット、フォトショップでトーンカーブ調整、DeNoise AI処理

上記2画像を合わせました。

中央にカタツムリ星雲(IC2169)があるはずですが青白い部分が少しあるだけでカタツムリはどこに行ったのでしょう。その後比較に隣にあるバラ星雲(NGC2237)を撮影しました。

バラ星雲(NGC2237), 2024.1.27, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: Redcat51:焦点距離250mm、F=4.9 , カメラ:ASI533MCPro,  -0℃ ,  gain 250, LーUltimateフィルター, 480sec-5cycle, Dark無,  Flat無, ガイド:FMA135+ASI385MC(PHD2), ステライメージ9でコンポジット、フォトショップでトーンカーブ調整、DeNoise AI処理

撮影当初からパソコンディスプレイにばっちりです。