M81の画像の劣悪さに愕然

2023.5.16にライブスタック撮影において、M81を対象にしてダーク、フラット処理効果を検証しました。その効果は明らかにあったのですが、その中で非常に気になったのがC-8と533MCProで撮影したM81の画像の悪さです。とてもM81には見えない代物でした。ダークやフラットを検討する以前の問題でした。M82では同様の撮影で特に気にしなかったのですが、M81では周辺の薄い渦が全く表現できないのです。それで今回は(2023.5.17)ライブスタック条件を替えてM81の画像が改善できるのか調査しました。その時のダーク、フラット条件は先日(2023.5.16)のものをそのまま横滑りさせました。理由は撮影条件を替えても効果があるかどうかの確認です。(条件を替えれば適用できないとのことですが、自分で確認したかったのです。横着な考えなんですが)撮影条件は画像が良くないのは光量の不足と考えgainを300から400に、撮影時間を15secから30sec,60sec,90secと延長して比較しました。

撮影期日:2023.5.17  自宅玄関先 C-8 533MCPro CLSフィルター -10℃ gain 400

30sec×42frames(1260sec)

60sec×22frames(1320sec)

90sec×14frames(1260sec)

90sec×14frames(1260sec) フォトショップトーンカーブ処理

結論は露光時間を延長すればわずかに改善されるようですが、大きな変化はありません。また、ダーク、フラットの横滑りはできません。新たに撮影しなければいけないんですね。これからまじめにやります。今後ですがC-8にレデューサーを付け、フィルターも色々変え、またM81に挑戦します。亀の歩みです。時間はなんぼでもあります。