ライブスタック撮影を始めて、C-MOSカメラ(533MCPro)があまりにも汚れているので当初はフラット処理で逃れようかと思っていたのですが、やっぱり掃除をしたほうが良いのでは考えるようになりました。連休明けは仕事のない老人の旅の季節になり、そのため天体観察がおろそかになって、フラット処理の検討撮影もしなかったこともあります。
まず、ライブスタックを想定して、フラットデータは以下の条件で行いました。
望遠鏡:C-5, フィルター:CLS, gain:300, 時間:15sec×10cycle 撮影画像はSharpCapでのフラット画像のaverageで得られたものです。
清掃前のフラット画像です。汚れがひどいです。
保護ガラスを外してセンサー面の汚れを確認しました。センサー面も汚れていますが保護ガラスの汚れもひどいです。
センサー面をSwapで清掃しました。以下の写真でだいぶんきれいになったようですが、まだまだです。
Swapを再使用して、清掃。清掃の意味はなさそうです。
新しいSwapで再清掃。きれいになりました。
センサー面がきれいになったものに、保護ガラスを水洗いして被せた後の写真です。曇っているところはありますが、清掃前より改善されたと思います。
その後、405CCでも清掃を試みました。あまり良い結果ではなかったのですが、そこでSwapがなくなったので中止です。
今回の結果をまとめますとC-MOSカメラはセンサー面も保護ガラスも汚れている。私的には完全に汚れを取り除くのは難しいのではと思いました。後はフラット処理や画像処理で誤魔化すのか?また、Swapの再利用は止めたほうが良さそうです。となるとSwapがいっぱい必要ですね。なにか良い方法はないものでしょうか。
とにもかくにも掃除はあまりしたくありません。