2023.4.26は雨あがりのきれいな夜空でした。2023.4.22に引き続いて自宅玄関先でセレストロンC-8(+レデューサー)、カメラに533MCPro、フィルターは前回同様IR640で撮影しました。撮影対象はM51、M101、M104です。撮影方法はライブスタックと今までと同様の複数枚撮影のコンポジット法です。実を言いますと私はライブスタックをほとんどしたことがなく、たまに実行すると何故か失敗ばかりしていました。今回もあまり考えずについつい試してみただけでした。すると不思議に上手くいったのです。
結論ですがM101は導入に失敗したのか、望遠鏡が曇ってしまったのかわかりませんが撮影できませんでした。しかしライブスタックの映像は私にとってなかなか興味のあるものになりました。
M51 gain 350, 16bits 19frames 304sec, -10℃, オートガイド無
M51 gain 350, 60sec×20cycle, -10℃, オートガイド有
M104 gain 350, 16bits 20frames 300sec, -10℃, オートガイド無
M104 gain 350, 60sec×20cycle, -10℃, オートガイド有
今回のライブスタックはダークノイズの除去など何もせずに撮影したものです。オートガイドもなく、たった5分でオートガイドをかけた60sec×20cycleの映像と大差ない画像が得られました。ノイズ除去処理などを施せば省時間効果はすごいです。私は今までナローバンド撮影撮影ばかりしていて、ライブスタックはほとんどしてきませんでした。というかライブスタックの映像は劣っていると思い込んでいたのですが、今回は見直しました。今後ですが、ライブスタックを勉強しようと思います。
また、セレストロンC-8ですが、筒先はない状態で保温はしていたのですが、撮影途中から鏡筒面が雨に濡れたようになりました。これで撮影は中止しました。この防止策が必要です。さらにガイド鏡や電子ファインダーの固定部が弱く、ぐらつきやすいです。これをどうするかですが、いろいろ考えるとますます重量が増え、悩ましいところです。早くレデューサーを付けないで撮影したいのですが。