オフアキでμ180Cをガイド

2024.1.2に今までに何回か撮影したことのあるIC5146(Cocoon Nebura)を目標にして、μ180C(+フラットナーレデューサー)で

①安定したプレートソルビングができるか。

②そしてオフアキガイドができるか。

以前からμ180C(+フラットナーレデューサー)でのプレートソルビングはほとんど失敗して、大きく映したい星雲の撮影には面倒なことが多くありました。それで今回はASTAPから最近評判の良いSharpcap platesolverに変更しました。情報では1800mmクラスではAPS-Cサイズカメラが必要とのことでしたが私のフォーザス(ASI294MMPro)で問題なく、しかもビックリするほど速やかにできました。すごい進歩です。

IC5146(Cocoon Nebura)アノテーション画像

次にオフアキガイドですが、使用したガイダーはAstroStreet品ですがこれはプリズム角度の狂いから(私のものだけかもしれません)映像が主鏡の中心からかなり離れた対象を映します。以前にZWO品を購入した時もその映像がやはりずれているのでクレームをつけて交換してもらったことがあります。その時、購入先の方は「これはクレームには当たらない。離れていたってガイドはできます」と言われました。しかし、考えてみればSD81SⅡのような周辺まできっちりと映る鏡筒ではそのとうりでしょう。しかし、反射鏡(特に私のようにヤフオクで入手した素性のしれないもの)では周辺鏡像が変形して点にならずガイドが狂って当たり前のように思います。ほんとはプリズム角度を単独で調整して主鏡センターに当てれば良いのでしょうがそんなことはできません。(プリズム角度を調整できるものもある様ですネ)そこでガイダーの一部にスペーサーを挟んで無理くり傾斜させ、ねじ止めしました。確認しますとガイド鏡像がわずかに主鏡に近づきました。(そんなに効果があるとは思いませんでしたが)この辺は製造時の微妙な調整だと思います。プリズム角度が重要だと思う人と、そんなもの関係ないと考える人がいる限り、私の希望する製品に当たり外れが出るのは仕方ないことなのでしょうか。今回のオフアキガイドは以下の画像で遂行されました。

今回のガイド鏡画像   星の変形が酷いです。ガイドできるか心配しました。

PHD2ガイド状況  なんか注意書きが出ましたが何とかガイドしているみたいです。

IC5146, 2024.1.2, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: μ180C(+フラットナーレデューサー:焦点距離1780mm、F=9.9) , カメラ:ASI294MMPro,  0℃ ,  gain 350, SVBony(7nm)Hα 300sec-5cycle、SⅡ、OⅢフィルター, 各300sec-3cycle, Dark 3cycle,  オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), ステライメージ9でコンポジット、フォトショップでトーンカーブで調整、DeNoise AI処理

いままでで一番大きなIC5146(Cocoon Nebura)が撮影できました。今回は画像の良し悪しよりは今後のμ180Cの取り扱いの確認です。プレートソルブもオフアキもまあまあ上手く行き、期待できます。