惑星状星雲の短時間多数枚撮影の現状

私は最近、惑星状星雲の短時間多数枚撮影に勤しんでいます。これについては2018.9.23の「星を求めて 講演会 都会で惑星状星雲を撮ろう」関西天文同好会 山下勝さんの報告が大変参考になりました。これは天体写真を始めたころに一度、拝読したのですが機材も揃っていない私には「関わりのないことでござんす」だったのですが最近になってNGC6826やNGC6543を撮りだしてあまり上手く行かず、しかしステライメージLiteにはいつも表示されるこれらの惑星状星雲に忸怩たる思いでした。そして山下勝さんの内容を思い出したのでしょう。そこに書かれていた課題内容に比較して私には現在優れた機材がすでに揃っていました。

まずはNGC6543の1枚撮り画像です。

上記画像が100枚コンポジットその他の処理をして以下の画像になります。

私は木星土星の導入にはフリップミラーを利用しています。星雲の場合は目視で見えないので大体の位置に望遠鏡を向けた後プレートソルビングで導入します。現在はμ180C(+フラットナーレデューサー)+ASI533MCProの組み合わせで成功したりしなかったりです。これ以上大きな望遠鏡や小さなカメラでは多分導入できないのではと考えています。記憶メモリーを減少するには撮像範囲を減らせばよいのですね。そんなことも気付かず撮影している私です。拡大撮影していると望遠鏡のガイド状況がよく判ります。チコチコ揺れていますね。大気の揺れもあるのでしょうか。