星空日記(2023.4.1)セレストロンC-8が私の望遠鏡になり損ねました

エプリルフールではありません。セレストロンC-8が私の望遠鏡になりました。最初の方針は「決して重たいものは扱わない」のこれ一本で進めてきた私の天体観測生活でした。しかし何を想ったかヤフオクでセレストロンC-8を落札してしまいました。最近の私は我慢の耐性がかなり劣化してきて認知症の初期段階ではと考えられるほど短気で怒りやすくなり、また、衝動行動に走りその後に深い後悔と絶望感に襲われます。

ヤフオクはよく見ます。今まで買ったものはi-phone12とガイドスコープです。i-phone12は天体観測専用で使用して満足しています。ガイドスコープは本体よりは支持金具が欲しくて落札しました。今回のセレストロンC-8は今考えると、今までの撮影結果をブログでまとめる経緯の中で潜在的に「セレストロンC-5より大きく見える2000mm級の望遠鏡が欲しい」の欲望のマグマが心の中に溜まりきっていて爆発したのでしょう。(他人事です)そして、2023.4.1にこれが我が家に到着しました。

実物を見て、予想してた以上の状態に愕然。我が家の奥様は「よく物も見ないで買うは」と呆れます。しかし私は買い物の95%はネット。それで良いのです。それから半日赤道儀への取付バーの作成、オートガイド鏡、電子ガイドスコープの取付部を完成し、撮影ができる状態となりました。

これでとにかくC-8を使います。6kgは重たいと心配していましたが、腰サポーターを付けて頑張ります。HEM27ECも文句も言わず働いてくれます。

赤道儀HEM27ECに取付 オートガイド鏡と電子ファインダーセット

一番考えたのが赤道儀に取り付けるバーです。余っていた2本(1本は転用です)の種類の異なる200mmバーをこれも使っていなかったファインダー台座金具で無理やり接続しました。カメラ側の鏡筒は鏡体の小さなボルト穴2本を利用して中間金具を介してバーを接続。鏡体先端は小さなボルト穴とバーをネジ1本で接続。強度不足を懸念しましたが私的にはしっかり固定された感じです。この先端のバーに電子ファインダーをセットしました。SS-one Allinone guider V2は余っていたピギーバックマウントアダプターを介して取付られるようにしました。このアダプターの取付位置はかなり自由度が高く、ズレている鏡筒側のボルト位置をずらしてガイダーをセンターに配置することができました。

200mmバーの接続              カメラ側をC-8の小さいボルト穴に接続

 

先端部もC-8の小さいボルト穴に接続   ピギーバックアダプターを利用して接続

このC-8鏡筒はネジ穴が小さく、また半分バカになっているところもありネジ穴の選択と位置具合に苦労しました。しかし、ほとんどが残り物備品で作成でき、出来上がってみるとなかなかのもので大きな自己満足でした。昼間のテストでは特に問題はなく本番が楽しみです。

(追記)その後に試し撮りをしました。結果は悲惨なものでした。お月様がボケボケです。写真に出すこともできません。星が点になりません。火星が火星になりません。かなり光軸が狂っているようです。2023.4.10の夜にスピカ星を使って光軸調整を試みました。以前にC-5を購入した時に付いてきた取扱説明書に基づいてやりました。しかしいくら調整ネジを回しても狂ったリングは変化がありません。こんなんで星が撮れるはずがありませんよね。原因は全くわかりません。仕方がないので、いじくるだけいじくって、ポイでしょうか。無知な私が勉強したと慰めていますが、ほんとに落ち込みます。

狂っているリング