星空日記(2023.3.28):木星状星雲(NGC3242)とソンブレロ銀河(M104)

そろそろ私のブログの連続投稿は終わりに近づいています。今まで過去にやった私の拙い星空撮影の経緯をまとめるため「アーカイブ」と表題をしてきましたが、これからは現在進行中の行動を投稿することになるため表題を「星空日誌」に変更いたします。よって連続投稿は終了してその都度、例えば2、3日前の結果をまとめた報告(星空撮影だけの日記)になります。

私の星空撮影環境ですが庭からは南西方向は建屋に隠れ、東方向はお向かいの建屋と電信柱さらに道路の街灯が煌々と輝いています。そのため、南東から南までの眺望が星空に適しています。また、もう一方北東から北西撮影は高度が高ければ眺望は良好です。ベランダからの撮影は北極星が見えないことと現在の赤道儀を設置することが難しいため全くしていません。しかし、庭に出ることさえシンドクなるとベランダの活用も考えたほうがよさそうで検討中です。

さっそくですが昨晩(2023.3.27)は久しぶりに夜に空が晴れ、南東方向に今まで私が撮影したことのない木星状星雲(NGC3242)ソンブレロ銀河(M104)をターゲットにSD81SⅡ(フラットナー)533MCProで狙いました。どちらの対象もかなり小さそうでこの組み合わせでは役不足とは思いましたがまずは導入して一度確認後に再度考えようの方針です。手動フィルターホイールにIRCut、QBPⅢ、DBPフィルターを取り付けました。

まずはDBPフィルターで西に傾きつつあるお月様を映して、焦点距離を調整しました。この焦点距離調整法は私にはやりやすいです。

Moon  gain 400, 7.8ms, -10℃

その後そのまま木星状星雲(NGC3242)を導入しました。これは小さいですけど周囲の星たちと違ってすぐに確認できました。DBPフィルターとIRCutフィルターで撮影したのですがIRCutフィルターでの焦点がずれていたようなのでここではDBPフィルターでの結果を示します。

NGC3242 gain 400, 60sec×20cycle, -10℃

フォトショップで画像処理、トリミング後

こんなんで良いのか悪いのか、先輩の皆さんの画像とは大きく違っています。初めてなので今後に期待します。

続いてソンブレロ銀河(M104)ですがこの銀河の位置がこの時間は光り輝く街灯の斜め右上部に位置してオートガイド鏡も明るく全く星が見えない状態でした。遮蔽版を置いたり時間を取ったりしながらなんとか撮りました。フィルターはQBPⅢとIRCutを使いましたがIRCutが良好そうだったのでこれを示します。

M104 gain 350, 60sec×10cycle, -10℃

フォトショップで画像処理、トリミング後

これも画像処理するまではどうなるかと思っていたのですが無理やり行いました。それらしいもので私としては満足しました。ところがよく調べてみると1年前にM104は撮影していました。その画像のほうが今回よりもきれいみたいでガックリ。今後もこんなことが度々発生するのでしょう。今からは改善どころか、一歩前進二歩後退と二歩前進一歩後退を繰り返しながら星空を彷徨うのでしょうか。しかし、それがわかるのもブログでアーカイブしていたためでよかったと考えています。ホントにみんな忘却するのですから。