ガイドスコープの工夫

天体写真を撮られるみな様はガイドスコープをいろいろ工夫されているのでは思うのですが。私は目が悪いのと、腰も元気ではなく、望遠鏡を買ったときに付録のようについてくるガイドスコープは全く使う気がございません。

かがんで(かがむ程度も並みじゃありませんよネ)、小さな穴から暗い夜空を覗くなんて、何かに引っかかって転ぶような怪我のもとです。でも、最初はそれしかないので、できるだけ楽なようにプリズム式のものを使っていました。これだって、取付位置によっては背伸びしたり、かがんだり。

それですぐにCMOSカメラに小さなCマウントレンズを着けて使用しました。しかし、これはパソコンで見なければいけません。パソコンの画面をしょっちゅう切り替えて使用しなければなりません。私はすぐに×を押す癖があり、また、立ち上げるなんてこともありました。

そこで、Fuji E-4にCマウントレンズを着けて、そのLEDファインダーを覗くこともしました。しかし、暗いのと、屈んでファインダーを覗くため、姿勢が大変でした。また、感度をいっぱいに上げても見えにくく、快適とは言えませんでした。ATOMも試しましたが、画角が大きく、星の見え方ももう一つでした。

次に試したのがSVBONYのSC001でした。下の写真に示しましたが、25mm(or 35、50mm、75mm)Cマウントレンズを取り付けるとちょうど良いファインダー画角になりました。タブレットに接続して眺めると楽な姿勢で、望遠鏡の向いている全体を見ることができます。

軒下から見たSC001に映る夜空(軒下も夜空の星もきれいに映っています。)

室内をSC001でタブレットに映し出しています。

HEM27ECのような自動導入赤道儀といっても、目標を最初から真ん中にもってくるわけではありません。最初にSync to Targetで導入調整が必要です。そんな時、SVBONYのSC001を使うことで、作業が大変楽になりました。欠点としては、電源が内蔵バッテリーであるため、その稼働時間が2.5時間程度です。そのため、途中で、バッテリー切れをします。導入後はすぐに電源を落としています。ただ、バッテリー充電口に使用中も充電を続けていれば長く使用できます。