SD81SⅡの改良

モンキー星雲(NGC2174)2022.12.16  我が家の庭から

SD81SⅡ+フラットナー , 294MMPro, gain350, 300sec×4cycle, RGB処理 ダーク フラット無

私の愛機となったSD81SⅡの改良について報告します。

まず、SD81SⅡには焦点調整の微動回転がありませんでした。これを着けるにはその機器を購入しなければなりません。そして、個人で取り付けると保証できませんとのことでした。(当たり前ですが)

機器それ自体、さらには取付費用は「かなりだなァ」と思いました。確かにその部分をかなりバラさなくてはならず私が個人でやることは危険が伴うと感じました。そこで、ZWO社の電動フォーカサーに注目しました。電動フォーカサーが取り付けられれば解体しなくても、ノブの部分だけ、取り換えれば良いので安全です。失敗したって、簡単にもとに戻せます。

そこで、SD81SⅡに取り付けた事例を探しましたが見つかりませんでした。SD103についてはありましたが取付位置にネジ穴を開けていたような。はっきりとは覚えていません。

「ウーウン」どうしようかなってその部分を見ていたところ近くの平滑な部分にネジ穴がありました。これを使えばどうにかなると考えて、購入に踏み切りました。取付結果を以下に示します。

ホームセンターで買ってきた穴付き鉄板をネジ一本ですが、本体にしっかりと固定し、さらにこれにネジ一本ですがフォーカサー台に本体と接続した板を取り付けます。一見、「大丈夫かいな」と思いますが強固に固定できました。取付に2時間ほどしか掛かりませんでした。

電動フォーカサーはZWOの冷却CMOSカメラからはSharpcapで操作できますし、そうでない場合は、レリーズで操作します。これの良いところは操作しない限りノブが動かないことです。SWATでは手で赤道儀の回転軸を操作しなければならないことが多く、知らないうちにノブに触り、焦点がずれることがありました。その防止だけでなく、鏡筒に触れないで、微動を含めて焦点調整ができることは大きな改善でした。

もう一つの問題はカメラとの接続です。私のカメラはFujifilmです。NikonCanonと違って直焦ワイドAD60(詳しくはビクセンのHP参照)にさらにFuji用M48Tリングをつけていました。ひとつ、ひとつは重くて(これが私には気に入らない)しっかりしているのですが、接続したときに何故かがたつくのです。

さらにRGB撮影がしたくて、フィルターホイールを取り付ける必要が生じて、この部分の変更を検討しました。その結果を以下に示します。大変スッキリしました。

その一個一個のリングですが下の写真です。一番役に立ったのが、写真で見えにくいかもしれませんが、48-46mm変換リングです。これで、うまく接続できました。ただ、気を付けなければならないのは、薄いリングは取り付けるとはずせなくなるので(特に非力の私には)注意が必要です。

また、これに伴って、カメラ取付リングもできました。実を言いますとRedcat51のFuji用リングはカメラの取付が固くて(多分、精度が悪いのでしょう)はずすときに本体が壊れないかいつもひやひやしていました。これはそこにも適用できました。このリングの元はケンコーのミラーレンズに取り付けられたものをはずしたと思います。