モノクロナローバンド(3nm)はどんなだろう

庭撮りしかできず画像処理の能力も根気もない私にとって、唯一の頼りはモノクロナローバンド撮影です。DBPフィルターを使用しても余程条件が良くなければ、 L-Ultimateフィルターも確かに効果があるようでしたが?もっと効果的にやりたい。そんな中で3nmのモノクロナローバンドフイルターが欲しくなりました。現在は7nmフィルターを使用していますが、OⅢが何故か明るいようなぼやけるような感じでこれだけでもスッキリさせたらもっときれいになるのではと夢想しだしました。それで外国の動画サイトでANTLIAの3nmOⅢが最もリーゾナブルで効果も十分にあるというのを見つけました。amazonで見ますとL-Ultimateとほぼ同様の価格でした。迷いましたが喜寿のお祝いとポチってしまいました。そしてそれが2023.12.11に我が家に到着しました。ところがなんか荷物が大きい。「中国からの輸送するので小さいフィルターでもこんな頑丈にするのかな。価格も高いし」と思いながら開封しました。すると3個のフィルターが入っていました。3nmHα、3nmSⅡ、3nmOⅢです。送り状はありません。出金状況、その他をチェックしましたが問題ありません。amazonでの説明は英語で「単品の価格です」と書いてあるのですが、3個の価格と考える人もいるような判りにくい説明です。購入履歴では3個のフィルターになってました。しかし、3個の価格では安すぎます。私は1個の価格と考えて購入したのですが、逆に品質が心配になりました。それで、急ぎチェックしました。

外観を以下に他のフィルターと比較しました。

特に問題あるようには見えません。(こんなんでわかる訳ないか)

続いて、以前にもやったことのある昼間の撮影です。上記の3種類で比較しました。結論は3nmかは判りませんが、モノクロナローバンドフィルターであることは間違いありません。

以下はRedcat51とASI294MMProで撮影比較したものです。撮影条件は割愛します。

ZWO(Red)                                                    ANTLIA(Hα)

ZWO(Green)                                                   ANTLIA(SⅡ)

ZWO(Blue)                                                ANTLIA(OⅢ)

ZWO-Color RGB合成

ANTLIA-3nm-RGB合成

ANTLIA-3nm-RGB合成はSVbony-7nm-RGB合成と全く同じ画質です。(SVbony-7nm-RGB合成画像は割愛します。撮影露光時間は倍以上かかりました)

また、以下に画角は違いますがRedcat51とASI533MCProで撮影したものです。さすがにカラーCMOSカメラですね。きれいです。

そしてHα-Green-OⅢ合成すると以下の画像になりました。SⅡは赤色に影響を与えるのでしょうか。よくAOO合成がなされますが真ん中のOをColor-greenにしたらば趣が出ないかしら。(なんでも夢想します。)

今後、星雲で色々試してみます。でも何も変わらなかったりして。