R200SSとSD81SⅡを比較してみる(NGC6939)

私の過去ログを読み返してみるとSD81SⅡで色々な系外銀河を撮影して意外ときれいに映していました。撮影条件はASI294MMProとIR640フィルターを使用して現在のR200SSでのIC342やNGC2403の撮影条件と同様である。(2023.4月の頃なのにすっかり忘れている。)そこで2023.12.9にこの対象をSD81SⅡで撮影を試みました。この日はなんか空が薄曇り気味で良い環境とはいえなかったがNGC2403は撮影できました。(IC342は映像が映らず)

NGC2403, 2023.12.9, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: SD81SⅡ(+レデューサー) , カメラ:ASI183MMPro,  -5℃ ,  gain 250, IR640フィルター, 120sec-15cycle, dark-10cycle, オートガイド:FMA135+ASI385MC(PHD2), ステライメージ9でコンポジット、フォトショップでトーンカーブで調整、DeNoise AI処理

拡大トリミング

一見、SD81SⅡとR200SSで同じような映りに見えました。(少しR200SSが良さそうですが)そこで1枚撮影の画像を比較しました。

SD81SⅡ(+レデューサー) , カメラ:ASI183MMPro,  -5℃ ,  gain 250, IR640フィルター, 120sec-1cycle, 拡大トリミング

R200SSⅡ(+コレクターPH) , カメラ:ASI294MMPro,  -5℃ ,  gain 300, IR640フィルター, 120sec-1cycle, 拡大トリミング

R200SSは星はやや膨れ、形も歪んで現在の私の鏡筒の状態を示しています。(これでも以前に比較して相当改善されています)しかし、銀河の映りはR200SSが圧倒的に優れています。最終画像の差があまり見えないのは映りの良い画像を処理する私の能力の無さではないかと考えます。