鏡筒C5からR200SSに[IC5146(まゆ星雲)]

2023.9.15の夜に鏡筒C5(+レデューサー)でIC5146(まゆ星雲)とNGC7023(アイリス星雲)を撮影しました。鏡筒C5は私の扱える最大鏡筒と判断して購入したのですが、最近は鏡筒C8やμ180Cが主体となりほとんど稼働していませんでした。ところがひょんなことからヤフオクでR200SSを入手でき、翌日の2023.9.16に我が家に到着する予定となりました。C5(+レデューサー)とR200SSはF値(もちろん構造も重量も )は違いますがともに焦点距離が800mm程度でどんな風になるのか比較したくなり急遽C5(+レデューサー)の撮影をいたしました。

まゆ星雲(IC5146) 2023.9.15, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:C5(+レデューサー,  カメラ:ASI294MMPro,  -5℃ gain 300,  Hα,SⅡ,OⅢフィルター,各300sec×5cycle,  オートガイド:FMA135+ASI385MC(PHD2) 画像処理:ステライメージ9でコンポジット, RGB合成,階調調整 , フォトショップで階調調整, トーンカーブ,De Noise AI 処理

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続いて近くのアイリス星雲(NGC7023)も撮影しました。この星雲は以前にも試みましたが満足のいかなかったものですが今回は幾分進歩したのか?

アイリス星雲(NGC7023) 2023.9.15, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:C5(+レデューサー),  カメラ:ASI294MMPro,  -5℃ gain 300,  Hα,SⅡ,OⅢフィルター,各300sec×5cycle,  オートガイド:FMA135+ASI385MC(PHD2) 画像処理:ステライメージ9でコンポジット, RGB合成,階調調整 , フォトショップで階調調整, トーンカーブ,De Noise AI 処理

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そして次の日(2023.9.16)にヤフオクで入手したR200ssが予定とうり到着しました。その夜は晴れるようなので最低限の対処で対策を立てました。

・R200SSを赤道儀にきちんと取り付ける。(7~8kg程度でしたが問題なさそうでした)

・ASI294MMProにフィルターホイールを取り付けて焦点を合わす。

・オートガイド鏡の取付。

全体の写真を以下に示します。いつもこの状態で撮影しています。三脚の足が短いと思いませんか?これで今までは大丈夫だったのです。しかし、これが後で問題となりました。

まゆ星雲(IC5146) 2023.9.16, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:R200SS,  カメラ:ASI294MMPro,  -5℃ gain 300,  Hα:150sec×5cycle,SⅡ:150sec×5cycle,OⅢ:150sec×3cycle, オートガイド:FMA135+ASI385MC(PHD2) 画像処理:ステライメージ9でコンポジット, RGB合成,階調調整 , フォトショップで階調調整, トーンカーブ,De Noise AI 処理

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鏡筒C5(+レデューサー)をR200SSに変更しての効果と問題点を私が感じたまま述べますと、

[効果] 撮影時間が半分以下に短縮できる。また、短縮しても星が多く映り、系外銀河の撮影には効果的ではないか?

[問題点] 予想したように大きくて重い。私の扱える鏡筒としては限界を超えている。腰が痛くなる。(この確認がしたくてヤフオクで購入したのですが) また、接眼部の構造がなんかイージーに思えて、これにコレクターPHやエクステンダーPHの長尺物を付けて扱うことは私には無理。

[今後] 現状のまま光軸調整等を勉強して反射鏡の知識を深めたいと考えます。(光軸調整を試みましたが意図したように軸が動きません。主鏡の押しと引きのピンを調整していたらパカッとピンが外れたり) 完全分解するくらいまで見ないと行けないのかもしれません。後、一番問題なのは、ガイドがきちんとされているのに星が流れることです。これが流れる時とそうでない時があるのです。原因を探索しなければなりません。

[衝撃的なトラブル] 前述した短い三脚で天頂付近を撮影中に鏡筒ごとひっくり返ってしまいました。幸い赤道儀は無事でしたが焦ってしまいました。