アーカイブ天体写真(2022.11.6) Non-フィルターで撮影

今までの天体写真はすべてフィルターを入れて撮影してきました。まあ、そうでないとよく映らないと一般的に言われていたので、自分でどんなものか、確認したことはありませんでした。今回、どんな感じか試しました。

M42   FMA135, 462MC,  gain 269, 16sec×20cycle, 17℃

ステライメージ9 合成             +フォトショップトーンカーブ

馬頭星雲 FMA135, 462MC,  gain 269, 16sec×10cycle, 17℃

ステライメージ9 合成            +フォトショップトーンカーブ

薔薇星雲 FMA135, 462MC,  gain 269, 16sec×10cycle, 17℃

ステライメージ9 合成             +フォトショップトーンカーブ

 

M42  Redcat51, 533MCPro,  gain 460, 16sec×20cycle, -16℃

ステライメージ9               フォトショップ

馬頭星雲   Redcat51, 533MCPro,  gain 460, 16sec×10cycle, -16℃

ステライメージ9 合成              フォトショップトーンカーブ

薔薇星雲 Redcat51, 533MCPro,  gain 460, 16sec×10cycle, -16℃

ステライメージ9 合成              フォトショップトーンカーブ

フィルター無では薔薇星雲はちょっと大変。M42と馬頭星雲は姿が確認できた。いずれも画像処理であぶりだせるよう。フィルター無では従来のフィルターを入れていた時より露光時間をかなり短くして撮影しました。フィルターは「本当に光の量を減すんだな」と感じました。まあ、それだけ、この街中では、光が溢れていて、星を撮影するには要らない光がいっぱいなのか?それをカットするためにフィルターは必要なのか?山ん中に行けばの要らない光はなくなりカットするためのフィルターは必要なくなるのだろうか?

フィルターはいるもんだと思ってきましたが、フィルター無で、今、この地で、いろんな星雲を映してみるのも現実を見るのに楽しいかも。お月様の明かり具合とか、この地での夜の時間と映り具合とか。どっちみち、今の軽い機材では、みんながハッと驚くような映像は取れないのではと考えるこのごろ、自分の周りで星を楽しみながら知識や技術を深め、そして、皆さんの素晴らしい映像も楽しむ。「ウーン」でも満足いく私の映像は撮りたい欲深い老人です。

この時、同時に馬頭星雲でライブスタックした映像を比較に示します。

馬頭星雲 FWA135, 462MC, 16bits, 25frames, 400sec

Original                                                          フォトショップトーンカーブ処理

馬頭星雲 Redcat515, 533MCPro, 16bits, 25frames, 400sec

Original                                                          フォトショップトーンカーブ処理

ライブスタックよりは一枚一枚撮って合成したほうがきれいなような気がしますけど、ものすごく変わっているような気はしない。そして、今回の写真でカメラが相当汚れているような感じがしました。掃除が必要なのかな。