オフアキ考

毎夜のオフアキ調査ですが、お正月も近づき2023.12.25を本年の撮影テスト終了とすることにしました。また、今年から始めた私のアーカイブとしてのブログも本年はこれが 最後となります。奥様からは「爺ちゃんのマイブームは天体写真からブログに変わった」なんて笑われていますが私としては両方を根詰めてやっているつもりです。この日の試験目的はSD81SⅡ(+フラットナー)で容易に活用できたオフアキがSD81S(+レデューサー)とRedcat51でもできるかということです。「なんでRedcat51でテストするの」なんて思われるかもしれませんが色々試しますと思わぬ情報が得られることがあります。望遠鏡事態の性能評価とか、大きな望遠鏡だけでなく小さいものでもオフアキは有効だとか。今まで、オフアキについてネットなどで調べてもなんか皆さん尻切れトンボで終わっているみたいで、一般的なことは判っても初心者が具体的にわかるような報告はありません。上手く行っている人は「完璧だよ」って感じで、一方で苦労している人はだんまりで。(私が勝手に思っているだけですが)

1.SD81S(+レデューサー)での試験

まずはお月様を主鏡とガイド鏡で撮影して比較しました。オフアキはAstrostreet品を使用したかったのですが光路長が合わず、ZWO品を使用しています。

SD81S(+レデューサー)-ASI294MMPo

ガイド鏡-SEDNA-M

こんな映りでガイドするのねって感じです。下はPHD2ガイドがきちんとできたときのガイド鏡の映像です。

一応、星が点々と映っています。この状態でPHD2を立ち上げ相変わらずのM1を撮影しました。今回は調査のため、Hαだけの撮影です。

M1, 2023.12.25, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: SD81SⅡ(+レデューサー:焦点距離496mm、F=6.1) , カメラ:ASI294MMPro,  5℃ ,  gain 300, SVBony(7nm)Hαフィルター, 120sec-10cycle,  オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), ステライメージ9でコンポジット、フォトショップでトーンカーブで調整、DeNoise AI処理

上記拡大トリミング

今回のガイドは少し極軸がずれていたような状況で進行していたのですがステライメージ9でのガイド状態は1.04と私の最高値を更新していました。全体では小さく映るM1ですが拡大トリミングすると素敵でした。

2.Redcat51での試験

以下はガイド前のガイド鏡での映像です。この状態でPHD2ガイドは完璧でした。

8面フイルターホイールが大きすぎて赤道儀とぶつかるため急遽5面フイルターホイールに変更してASI533MCProでM31を撮影したのですが、慌てていて設定を間違えて目的のものが得られませんでした。

来年もとりとめのないブログを更新しますのでよろしく。