WBPPでのつまずき(Pixinsight)

2024.3.29は晴れました。PixinsightはFitsしかできないと思っていた私は今までTiffで撮影していたのを変更して勇んで望遠鏡をセットしました。その後、処理をかけたのですが最初のWBPPが全く受け付けてくれず途方にくれました。以下の私の経験は判っている方には「何してんの」ってことですが、私を含めた初級者には参考になることもあろうかと今までのステップを記します。

〔第一段階〕Tiff画像をWBPPで合成しようとしましたが見事にエラー。「ハハーンTiffは受けつけないんだなー」と勝手に判断。Fits画像は無いし、昔のFuji X-E4のRAF画像を探してきて作業開始。途中Plate solvingエラーは出ましたが、いつもの調子でキャンセルを繰り返したら画像が得られました。なんでPlate solvingエラーが出るかはその時は判りませんでしたがとにかくできたことに満足。その後、その画像で遊びました。

〔第二段階〕2024.3.29に撮影したFits画像に次の日、Dark、Flat画像を取り込みWBPP処理をしましたが以前のTiff画像と同様に全く進まずに頭は真っ白。Runを押す前に色々警告メッセージは出てくるけどいつものことながら理解はできず。何か色々やりました。その中でライト画像にIR Pass685フィルターとZWO Duoフィルターの二種類の画像を一緒に処理するとそのうちの一つが処理できるのです。なんかMono画像とか。そしてCFAマークを外すと処理が進みました。(でも途中にエラーはいくつか出ますが最後に画像はできます。)

〔第三段階〕丹羽雅彦さんの本を読むとCFA Settingは通常はAutoになっているがその中のベイヤー配列を設定したら良いとのこと。これを見て変更したら作業は完了しました。ネットで丹羽さんがTiff画像もこれで解決すると答えられていました。私もさっそくチャレンジして成功。

〔第四段階〕Plate solvingエラー、Registrationエラーは丹羽さんのブログを参照に解決。

〔第五段階〕LN reference generation、Local Normalizationエラーで困ってます。これはFuji X-E4のRAF画像では全く問題ありませんでした。また、ASI533MCProでの結果ですが、2024.2.11,12でのメデューサ星雲撮影ではTiff画像で鏡筒R200SS、C-8共に問題なし。ところが最近のM51、M106ではTiff画像もFits画像も上手く行かない。わけが判りません。

以上がここ数日間の動きです。頼りになるのは丹羽さんだけ。我が奥様は「熱心なこと、画像処理がマイブーム?」なんとでも言ってください。肝心の画像ですが、ステライメージと比較しながら見ていますが現在の私には同じようなものです。ステライメージの方が時間短縮です。それよりもきちんと焦点を合わせた良質な元画像の所得が今の私には肝要です。このブログで写真がないのは寂しいので今回撮影した同じ対象をステライメージとPixinsightの処理したものを載せておきます。以前の撮影に比較して焦点がボケていて、見っともないですが。

従来処理

M51, 2024.3.29, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: R200SS(+コレクターPH):焦点距離780mm F=3.8 , カメラ:ASI533MCPro, -10℃, ZWO Duoフィルター,gain 300, 180sec×12cycle), Dark,flat処理, オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), ステライメージ9でコンポジット、フォトショップでトーンカーブ調整、DeNoise AI処理

今回処理

M51, 2024.3.29, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: R200SS(+コレクターPH):焦点距離780mm F=3.8 , カメラ:ASI533MCPro, -10℃, ZWO Duoフィルター,gain 300, 180sec×12cycle), Dark,flat処理, オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), Pixinsight、フォトショップでトーンカーブ調整、DeNoise AI処理