2023.10.16にレーザーコリメーターが届きました。通常のコリメーターでの光軸調整に自信の持てない私の蜘蛛の糸です。さっそくR200SSで試しました。目に自信のない私にとって通常のコリメーターより調整が楽でした。レーザーコリメーターで調整後に従来のコリメーターで確認したところほんとにスッキリ光軸が合ってました。しかし、R200SSを回転させて接眼部の位置を変えるとそれだけで光軸が動きました。つくづく反射望遠鏡は難しいんだなと実感しました。そしてその晩に撮影を実施しました。目標はNGC7023です。前日に星の流れた対象です。撮影する前に暗い中、もう一度レーザーコリメーターで光軸を確認しました。見事にずれていました。再調整です。しかしレーザーコリメーターは暗い中でも調整が非常に楽でした。
NGC7023, 2023.10.16, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡:R200SS(+コレクターPH), カメラ:ASI294MMPro, -5℃ ,gain 200,Hα,SⅡ,OⅢフィルター:各300sec×6cycle, オートガイド:FMA135(IR640フィルター)+ASI385MC(PHD2) 画像処理:ステライメージ9でコンポジット, RGB合成,階調調整 , フォトショップで階調調整, トーンカーブ,De Noise AI 処理
トリミング後のASO画像(実画像はアンプブローや周辺減光が酷く表示しません)
トリミング後のSAO画像
今までに最高のアイリス星雲(NGC7023)です.
今回の撮影で学習したことはR200SSでは徹底した光軸調整が重要であること。私のR200SSはちょっとしたことで光軸がずれる。撮影直前もレーザーコリメーターで光軸の調整が必要。一般的に反射望遠鏡はこんなにも光軸がずれるのだろうか?それとも私の望遠鏡組立がまずいのだろうか?主鏡の安定性が悪いように感じます。もう一つの課題はHEM27ECのガイドです。方位によって良くガイドする場合とそうでない時があるようです。これはC8やμ180Cでは感じませんでした。R200SSはこれらと比較して少し重いうえに接眼部の状態でバランスが悪そうです。こんなんが影響するのでしょうか。疑問がいっぱいですがこれからボチボチです。面白いです。