アーカイブ天体写真(2022.12.2) HEM27ECのエンコーダー調査とオートガイド

HEM27ECを購入した後、初めての2軸赤道儀で自動導入もできることから、うれしくなって闇雲にRedcat51やFMA135の焦点距離の短い望遠鏡でRGBナローバンド撮影をしてきました。それなりに美しく自己満足をしていましたが、この時点でHEM27ECのエンコーダーの使用方法をマスターしているわけでもなく、ただ、「この露光時間でも星は流れていないなー」程度で撮影してきました。

そこでマニュアル書をもう一回丹念に読み返して設定をしなおしました。その結果、いままではエンコーダーを機能させないで撮影してきたことが判明しました。(全く判っていないのです)それでも結構星の追尾は良好なんだなーと感じました。そして私なりに設定方法を理解して、(この理解が怪しいのですが)エンコーダーの有無で星の流れを確認しました。だがそんなに効果なく、Redcat51294MMProの組み合わせでは240secが限度で安全を見れば最長で180sec露光で進めるしかないかなと考えました。

エンコーダー設定無 Hαフィルター, gain 400, 360sec×1cycle トリミング

エンコーダー設定有 Hαフィルター, gain 400, 360sec×1cycle トリミング

そして、以前にあまり効果がないと考えていたSS-one Allinone gaider V2を藁をも縋る思いでを試しました。75mmCマウントレンズを取付て設定は何もいらわず試しましたが20分後に360secでも星は流れず安定しました。(現在は設定を変更して1分程度で安定します。)

SS-one Allinone gaider V2 Hαフィルター, gain 400, 360sec×1cycle トリミング

そしてこの条件でナローバンド撮影したものが以下の写真です。この後SS-one Allinone gaider V2の設定や取付レンズを変更してオートガイドすることになります。

IC1396(Elephant Trunk Nebula) gain 350, 各RGB 360sec×2cycle, 0℃