約1か月半ぶりに庭に出て、夜空を撮影しました。実はブログを今年の2月8日に始めてからこれまで約2年に及ぶ天体撮影活動をまとめることに集中したのと(我が家の奥様は「爺ちゃんのマイブームは望遠鏡からブログに変わった」とのたもうておりますが)寒さが少しづつ堪えてきて庭での活動がしんどくなったためです。ただ、だんだん暖かくなってきてこの夜は寒さを感じず短時間ですが、望遠鏡を稼働できました。
この日の主たる目的は
1.久しぶりの作業でちゃんと前にやったことを覚えているか。(年取ると新しくやったことはすぐに忘れます。ブログのまとめも過去のことをまとめるのに苦労しました。まあ、自己アーカイブですので、少々間違っていてもOKと思っています。)
2.それと最近気になっているカメラレンズの汚れです。特にSV405CCがいろいろ内部をいらったためか汚れがひどいのです。それで昼間にASI294MMPro、ASI183MMPro、SV405CC、ASI533MCProの簡易フラット撮影をして夜にその影響がどう出るのか確認をしました。
昼の簡易フラット撮影(この方法は以前にブログで報告しています)では予想どおりASI294MMPro、ASI183MMPro、ASI533MCProはあまり問題がなく、SV405CCの汚れがひどく出ました。それでスイーパー等を使って私なりの清掃をしました。しかしそれでも汚れが大きく残りました。それが以下の写真です。これ以上清掃しても改善する自信がないので、これを使用した時のフラット処理の効果を確認することにしました。
フラット画像 gain 150, 1.0sec×5cycle, 29℃ 三枚目をフォトショップで画像処理
ホントに汚いです。特に右上の黒点が気になります。
以下はRedcat51、SV405CC、QBPフィルターで撮った画像です。白く映っているのはお隣の屋根です。M45と北アメリカ星雲はそろそろお別れのようです。
M45 gain 350, 64sec×3cycle, 15℃ フラット処理無
フラット処理有
カルフォルニア星雲 gain 350, 64sec×3cycle, 15℃ フラット処理無
フラット処理有
M1 gain 350, 64sec×10cycle, 15℃ フラット処理無
フラット処理有
拡大トリミング
簡易フラット処理でもかなり画像は改善されます。(完全ではありませんが)拡大画像ではノイズがかなり出ます。ダーク処理も必要かな?