今まで星雲を色々と頑張りましたが、ちょっと難易度が上がると途端に頓挫して他の方々の美しい映像と比較して情けない思いをしています。Sh2-240は1年前に初めて挑戦し、大枠が撮れただけで大喜びしてました。しかし、その他の星雲と同様に人様のものに比べて「駄目ね」が実感です。そして本年もお向かいの屋根のアンテナポールの上に横断電線と重なりながらこれが現れました。前年と比較して私の進歩は新規な画像処理ソフトとそのわずかな経験、そして3nmモノクロナローバンドフィルターによる撮影です。1年経過するとその時どんな感じで撮影しててのかも忘れています。まずは初日はジャブ程度で撮影を開始しました。
Sh2-240, 2024.12.17, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: Redcat51, カメラ:SV405CC, -10℃ , L-Ultimateフィルター, gain 350, 300sec-10cycle, Dark失敗, オートガイド:FMA135+ASI385MC(PHD2), ステライメージ, フォトショップ, Pixinsight, De Noise AI 処理
アノテーション画像
1年前、SV405CCとL-Ultimateの組み合わせで撮影した時はほとんど映像にならなかったのですが、今回は少しは映っているような。この日はお月様も近くで明るかったですがもともと街灯も明るいので気にしません。以前と異なっている点はgainを200→350にして明るくしたことでしょうか。続いて翌日、日本海側では寒気で雪が降ってるようでしたが、明石は晴天でした。
Sh2-240, 2024.12.18, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: Redcat51, カメラ:ASI294MMPro, -10℃ , gain 350-300sec, Antlia 3nm Hα(5cycle)、SⅡ(10cycle)、OⅢ(5cycle), Dark処理,オートガイドFMA135+ASI385MC(PHD2), ステライメージ9, PixInsight, Photshop, DeNoise AI処理
画像処理の結果は特に無理することなく、自然なSh2-240の映像が得られました。Hα、SⅡ単独での画像を以下に示します。
Hα画像
SⅡ画像
HαとSⅡ画像はほぼ同じで少しづつ濃淡に違いがあるような。そしてこれらは撮影途中でもわずかに確認できました。一方OⅢは全く映像にはなりませんでした。今回の撮影で何が進歩したということはありませんがSh2-240が自然な形(勝手な思い込み)で映像にできたことは満足しました。