Little Rosette Nebula (Sh2-170)を中心に親子亀撮影

この前から赤道儀1台に焦点距離の異なる望遠鏡を載せて撮影することを検討しています。その理由は、主要ターゲットはプレートソルブで簡単に導入できてもその周囲の状況は全く理解できず、少し広い範囲で観察できたら星空の形を思い浮かべて趣があるのではと考えたからです。それで今回は以下の写真に示す構成で試してみました。

セレストロンC8(+レデューサー)の先端にFMA135を取り付けての撮影です。そしてパソコン2台で観察しました。まずはお月様からです。

Moon, 2024.9.15, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC 

FMA135-SV405CC                                      セレストロンC8(+レデューサー)-ASI294MMPro

両者の焦点距離は約10倍違いますので当然その映りはその倍率で変わるのは当たり前ですが、改めてパソコンディスプレイで映像を確認すると「ウンウン」と納得できるものでした。そしてこの日のターゲットに向かいました。

Little Rosette Nebula (Sh2-170)周辺, 2024.9.15, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: FMA135:焦点距離135mm,F=4.5 , カメラ:SV405CC,  -5℃, L-Ultimateフィルター,  gain 350, 300sec-7cycle, Dark処理, ステライメージ, PixInsight, Photshopでトーンカーブ調整,DeNoise AI処理, アノテーション画像(トリミング有 )

この日は薄雲が多く空を覆い、あまり良い環境ではありませんでした。また、FMA135の固定が不十分なようで星が流れました。次に目的の映像は以下に示します。

Little Rosette Nebula (Sh2-170), 2024.9.15, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: セレストロンC8(+レデューサー):焦点距離1280mm,F=6.7 , カメラ:ASI294MMPro,  -5℃, オフアキシスガイド:SEDNA-M(PHD2), Antlia3nmHα、OⅢフィルター,  gain 350, 300sec-7cycle, Dark処理, ステライメージでAOO合成, PixInsight, Photshopでトーンカーブ調整,DeNoise AI処理, アノテーション画像(トリミング有 )

最終画像