FMA135鏡筒とASI294MMProで撮影対象を探索

2024.8.20での天気予報ではその後の1週間は我が家の庭からは撮影が無理とのこと。諦めて20時過ぎに寝入ったが21:30に目覚め、玄関を開けると満月が煌々と輝いて晴れ。条件など考えずに一番楽ちんなFMA135鏡筒とASI294MMProでノータッチガイド撮影しました。対象はIC1396、M31、IC1805です。この鏡筒とカメラでは1年以上前に他の対象で撮影経験はありますが今回の対象は初めての撮影です。結果は以下に示しますが、不本意なものとなりました。環境も悪かったのですが、一番の理由がバックフォーカスが10mm短かったためと考えています。周辺の星が大きく流れました。またRGB撮影を使用としたのですがHαは映りましたがSⅡ、OⅢはほとんどダメでした。

IC1396, 2024.8.20, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: FMA135:焦点距離135mm,F=4.5 , カメラ:ASI294MMPro,  -5℃ , Hα,フィルター,  gain 350, 300sec-5cycle,Dark処理,ステライメージ,PixInsightでABEとBXT処理,Photshopでトーンカーブ調整,DeNoise AI処理

BXT処理をすると流れた星まで丸くなるんですね。

M31, 2024.8.20, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: FMA135:焦点距離135mm,F=4.5 , カメラ:ASI294MMPro,  -5℃ , IRPass685フィルター,  gain 350, 75sec-20cycle,ステライメージ,PixInsightでABEとBXT処理,Photshopでトーンカーブ調整,DeNoise AI処理

拡大トリミング

IC1805, 2024.8.21, 撮影場所:我が家の玄関先, 赤道儀:HEM27EC , 望遠鏡: FMA135:焦点距離135mm,F=4.5 , カメラ:ASI294MMPro,  -5℃ , Hα,フィルター,  gain 350, 300sec-5cycle,Dark処理,ステライメージ,PixInsightでABEとBXT処理,Photshopでトーンカーブ調整,DeNoise AI処理

電線越えのまま撮影して処理したのでこんな画像になってしまいました。以上のような構図で映ればいいのかなってところですが、特段の進歩も無いようです。今後ですがFMA135やRedCat51の比較的焦点距離の短い鏡筒でL-Ultimateフィルターを使用した画像がないので(以前はこのフィルターを持っていなかった)これを活用しようと考えています。また、3nmのナローバンドフィルターの使用経験も少ないです。そして、この日の撮影終了近く(2024.8.21の2:30)になると木星土星が昇ってきました。これらもまだ私にとって撮影経験の少ないものです。頑張らなくては。秋の天気に期待します。