アーカイブ天体写真(2023.1.4) M33 最適な映像とは

銀河、星雲の写真を撮っていて、いったいどの映像がこの対象にふさわしいのか、よくわかりません。人間の顔だって、メイクや整形手術で一体どれがその人なのかなんてあてにならないのですから、こんだけ、画像処理が進歩したら、星のほうだってさっぱりわからなくなるのは当たり前でしょう。

それでも、私が人間として(昆虫ではありません)悪い目で星を眺めてよく見えない対象でも、よい目を持った人がこの星を見たら、「こんな風に見えるんだよ」って示すのが写真ではないかと思うのです。

今、私の参考にしている写真は中西昭雄さんの天体ビジュアルガイドなのですが、M33はなかなか思うような映像にはなりません。なんか、私の映像はしっくりこないのです。いっそ、色のない世界が良いような。

しかし、私の写したいろんな映像を眺めて、「フラット処理が本当に必要だな」と思います。そして、フラット処理して、カメラの汚れは軽減されても、中央が黒くなったりして今後の課題がますます増えそうで悩みます。また、以前はナローバンド撮影ではフラット撮影は必要ないか、画像にほとんど影響しないと勝手に判断してきたのですが、今回の比較では、やはり重要なようです。それともあまりにカメラ面が汚れているのかナー。

ただ、わたしのレベルではあまりにこのことを気にしすぎても急に改善はできそうにはないので、気楽に夜空を観察できればと考えています。

 

SD81SⅡ(レデューサー), 533MCPro, CLSフィルター, フラット処理無

SD81SⅡ(レデューサー), 533MCPro, CLSフィルター, フラット処理有

SD81SⅡ(レデューサー), 294MMPro, CLSフィルター, フラット処理無

SD81SⅡ(レデューサー), 294MMPro, CLSフィルター, フラット処理有

SD81SⅡ(レデューサー), 294MMPro, RGBナローバンド撮影, フラット処理無

SD81SⅡ(レデューサー), 294MMPro, RGBナローバンド撮影, フラット処理有