軽量赤道儀の扱いに困惑(2021.4-5)

以前に撮った月食のタイムラプスです。

2021.11.18月食 Fuji E-4 XF90mmF2

Nikon COOLPIX P950で撮影した土星木星です。

タイムラプス時代はカメラを単に固定して、パチパチ撮って後は画像処理で終わりとなり、機材も軽く、幸せな日々でした。しかし、ブログやユーチューブでは皆さんが素晴らしい映像を示し、機材のあれやこれやを語っている。

バカでかい赤道儀と鏡筒を駆使して、難解な議論をされている方には最初から雲の上の人と「あっしには関わりのないことでござんす」決め込んでいましたが、世間はポータブル赤道儀であればそこそこ行けますよって言っていると判断しました。

そこで4月に入ってポラリエを購入しました。結論から言いますと、今、いくら考えてもどんな天体を撮ろうとしてたか、思い出せないのです。望遠鏡は持っていません。カメラレンズはfuji XF90mmF2が一番の望遠です。ポラリエにカメラを乗っけて写真を撮った記憶がまったくないのです。でもポーラメーター、自由雲台、ボール雲台を買っているので、極軸を何とか合わせてやろうとしてたのでしょう。しかし、三脚は全く手をつけていません。

そのあとに買ったのがAZ-GTiです。これについては記憶があります。寂しい記憶です。このころはブログではAZ-GTiが大盛況でした。多分、昔から天体写真をやっていた人たちには画期的だったのでしょう。「苦労したけどうまくいった」「赤道儀化もできて快適」ってな成功体験が溢れていました。現在もそれは変わっていないようですけど。

私もそれを信じて購入を決断しました。しかしどこにもその時は在庫がありませんでした。物がなければ、余計ほしくなります。ネットで探し回ってようやく購入がかないました。今度はそれを取り付けるポールと架台がありません。代用として、amazonでか弱いポールを買い、使うことにしました。

そのころの私は経緯台をバカにしていました。経緯台だと星が止まる訳がない。絶対に赤道儀化だと考え、一生懸命勉強して、慣れないスマホを使ってこれを成し遂げました。できたときは感激しました。おれも捨てたもんじゃないと。

ところが最初はうまくいっているように見えたのですが、だんだんどこかあっち向いてしまうようになりました。今思うと、架台への取付が緩くズレまくってたのかもしれません。(よくわかりませんが)

それと皆さんの報告を見ていると本体以上に取付架台、極軸あわせ、パソコンとの接続などに工夫を凝らしているように見えました。本体以上に費用もかかりそうでそんなことはタイムラプスしかやっていない私にはどうしようもないと思いました。

なにをやってもうまくいかない。重い赤道儀は価格が高いし、だいいち、重すぎる。まだ望遠鏡ももってないのにそんなのはダメってことで購入したのがSS-oneトラベラーミニミニです。写真は写していませんが「ほんまか」さんのところで見れます。

これはSky Watcher AZ-EQ AVANTに赤経軸モーターとSS-oneポーラーを合体させて、なかなか締った赤道儀でした。極軸合わせに苦労していた私にぴったりと思いました。目の悪い私には極軸望遠鏡を覗いて合わせるなんて至難の業です。今でも街灯の明るい我が家の庭からは北極星はあるはずなのに私には見えません。北斗七星は深夜には見えることはありますが。

しかし、まだ、この時点で、望遠鏡を買う方向にはいきませんでした。Fujiには望遠レンズが多くなく、なんか、もうじき新しいのがでるとかって色々考えていました。が、この時期、月食が話題になってきました。いまのままでは月は大きく撮れません。

結論ですがNikon COOLPIX P950を買ってしまいました。

以後の経過はまた次にブログします。以下に私が思ったポータブル赤道儀の取り扱い感想をまとめます。

 

 

後日談です。望遠鏡SD81SⅡを購入するときにポラリエとAZ-GTiをkyoei大阪さんに引き取ってもらいました。その時に店の人がAZ-GTiについて「結構、使い切れてない人多いのかな」

実際のことはわかりません。アンケートなんてできませんから。ブログやユーチューブでは華やかな成功体験が語られます。しかし、ギブアップしてる人も多いんでないかな?